2013年7月12日?14日、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FOS)で、シトロエンはコンセプトカー 「DS3 CABRIO RACING」を公開した。この「DS3 CABRIO RACING」は世界ラリー選手権でのシトロエンの実績を記念したモデルで、9月に開催されるフランクフルトモーターショーでワールドプレミアされる予定だ。
このコンセプトモデルは、DS3 RACINGの高い運動性能とDS3 CABRIOの備えている洗練さを兼ね備えたモデルとして企画されている。DS3 CABRIOはカラーコンビネーションのカスタマイズができることや、ハッチバックモデルの+25kgに抑えた軽量なコンバーチブルで、軽量かつ俊敏なパフォーマンスを備えているため、このコンセプトカーにCABRIOの要素を取り入れたことは必然といえる。なおDS3 CABRIOのスポーツ性能をセバスチャン・ローブがフレンチアルプスでテストする様子は動画で見ることができる。
パーソナルで個性的であることと強烈なスポーツマインドを兼ね備えた「DS3 CABRIO RACING」は、そのエクステリアからも強烈なインパクトを与える。ムーンダークマットと名付けられたグレーの塗装、グロスブラック仕上げの19インチホイール、ドアハンドル、トランクリッド、ドアミラーのブラッククロムモールなど、いずれも強い印象を与える力を持っている。
またカーボンファイバー調の黒いキャンバストップには光沢のある糸で浮き上がるDSのロゴ、深紅色のブレーキキャリパー、ホイールキャップやドアに描かれるストライプ、エンブレムなどいずれも「DS3 CABRIO RACING」の主張が込められている。
もちろんシャシーはシトロエン・レーシングのスペシャルチューンが採用されている。搭載されるエンジンは1.6L・202psのハイスペックだ。
インテリアは、バケットシートに最新のウォッチストラップ・デザインを採り入れている。シート表皮はナッパレーザー、アルカンタラで、表面にはDSロゴがエンボス加工されている。またシート、シフトノブ、ダッシュボードには深紅色のパールステッチを採用し、高いスポーツ性とエレガンスさを融合させている。
またこのコンセプトカーには、ウォッチストラップ・デザインのチャイルドシート、ボディカラーと同色のヘルメットなど、アクセサリーも共通のコンセプトでデザインされているのもユニークだ。