{新たな局面を迎える新生クライスラー}
アメリカ3大自動車メーカーのひとつで1925年にウォルター・クライスラーが設立。アメリカ・ビッグスリーと称されていたが、2008年リーマンショックを契機に09年4月に破産している。しかし2014年にフィアットグループの完全子会社となり、その後はFCA(フィアット・クライスラー・オートモビル)という名称で新会社を設立。クライスラーは1928年にプリムスを上級車種とする「デソート」ブランドをつくり、翌29年には「ダッジ」を買収。GM、フォードに次ぐアメリカのビッグスリーとなった。1950年代に「HEMIエンジン」という高性能エンジンを導入し、マッスルカー流行の波にも乗り、スペシャルチューンされた高性能モデルは「モパー」の愛称で現在もファンは多くいる。