【JEEP】2WDのシティ派クルーザーを日本に初導入

ジープ・コンパスの画像

クライスラー日本は2012年2月16日、JeepブランドのコンパクトSUVで日本には初登場となる「Jeep Compass(ジープ・コンパス)」の2012年モデルを来る3月3日より、全国のクライスラー販売店を通じて発売することを明らかにした。

コンパスはプラットフォームを共有する兄弟車種の「Jeep Patriot(ジープ・パトリオット)」と同様、Jeepブランドのエントリーモデルに位置する。しかしながら、スクエアで精悍なスタイリングから本格派SUVの印象を与えるパトリオットに対して、丸みを帯びたデザインのコンパスはハッチバックやクロスオーバーモデルにも通じるJeepからの新しい“シティークルーザー”だとしている。そのため、日本におけるJeepとしては初めて、2WDのみの導入となっている。

エクステリアデザインは、Jeepブランドのフラッグシップモデルである 「Grand Cherokee(グランドチェロキー)」をそのままコンパクトにしたような印象だ。伝統の7本縦型スロットグリルは各スロットをクロームで縁取っている。またクォッドリフレクターヘッドライトとプロジェクターフォグランプの採用で、シャープで高級感あるフェイスを目指している。

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一方でツートーンカラーで演出されたインテリアは、リミテッドという上級グレードを名乗っただけあって、前席ヒーター付きのレザーシートやソフトタッチ素材のドアトリムパネルなどを標準で装備。マルチファンクション機能を搭載したステアリングホイールや多機能のセンターコンソールも採用されている。パトリオットでも好評だった60:40分割可倒式リヤシートはリクライニング機能を備えている。さらに助手席シートバックを前に倒すとテーブルとして利用できるほか、スキー板などの長尺物の積載に便利な可倒式助手席も採用している。

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コンパスに搭載されているのは、ワールドエンジンと呼ばれる2.0L直列4気筒 DOHC 16バルブ 。これにデュアル可変バルブタイミング(VVT)機構を搭載し、CVTとの組み合わせで最高出力 115 kW(156 ps)、最大トルク 190 Nm(19.4 kgm)を発揮する。なおCVTには、マニュアルトランスミッションのようなシフトが行えるオートスティックが採用されている。

安全面ではABS(アンチロック・ブレーキング・システム)、ERM(エレクトロニック・ロール・ミティゲーション)付きESP(エレクトロニック ・スタビリティ・プログラム)を標準装備。このESPシステムは、さまざまな路面状況でドライバーが進路をキープする操作をアシストして横滑り・横転を防ぐアクティブセーフティの先進デバイスだ。またフロント&リヤサイドのカーテンエアバッグ、フォースリミッター付きプリテンショナーフロントシートベルトなども標準装備されている。

注目の価格はリミテッドが298.0万円(消費税込み、以下同)で、パワー ガラスサンルーフ付き仕様が308.0万円となっている。ステアリング位置は右のみで、ボディカラーは全8色。インテリアカラーはグレーとグレー&ベージュの2パターンが用意されている。

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■ジープ・コンパス リミテッド主要諸元

●全長×全幅×全高:4460×1810×1665mm ●ホイールベース:2635mm ●車重:1450(サンルーフ付きは1460)kg ●乗車定員:5名 ●エンジン:直列4気筒DOHC・VVT/1998cc/115kW(156 ps)/6300rpm/190Nm(19.4kgm)/5100rpm ●使用燃料:無鉛レギュラーガソリン ●JC08モード燃費:10.5km/L ●トランスミッション:CVT ●駆動方式:FF ●サスペンション(前/後):ストラット/マルチリンク ●ブレーキ(前/後):Vディスク/ディスク ●タイヤサイズ(前/後):215/55R18

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ジープ公式ウェブ

COTY
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