【JEEP】2012年モデルの「Jeep Patriot(ジープ・パトリオット)」が20万円安くなった理由は?

ジープ・パトリオットの画像

クライスラー日本は2012年1月30日、JeepブランドのコンパクトSUVであるJeep Patriot (ジープ・パトリオット)の2012年モデルを2月11日より発売すると発表した。またエントリーグレードのSport(スポーツ)にJeepとしては日本国内初導入となる2WD(FF)モデルを設定するとともに、エンジンを可変バルブタイミング機構付きの2.0Lに変更。20万円ダウンとなったプライスタグも、なかなかに魅力的だ。

ちなみにJeepブランドから日本市場へは、本サイトでも既報しているが、新たなエントリーモデルとして 「Jeep Compass(ジープ・コンパス)」の導入も決定している。このコンパスは2WDモデルで同じ2.0Lエンジンを搭載しているが、発売は今春とのことで、実際に導入されるのはパトリオットの方が先になる。

実は本国の北米市場では、コンパクトSUVにおける2WDモデルのニーズが高く、すでにパトリオットもコンパスにも2WDモデルがラインアップされている。そこで同様に日本のユーザーにも新たな選択肢を提供しようということで、2012年モデルからの導入が決定した。

ジープ・パトリオットの画像
↑スポーツのリヤビュー

そのスポーツには2.0L ワールドエンジンと呼ばれる、アップデートされた直列4気筒DOHC 16バルブのパワーユニットを搭載。あらゆる回転域でトルク曲線を最適化することを目指した可変バルブ タイミング機構(VVT)を搭載し、最高出力115 kW(156 ps)と最大トルク 190 Nm(19.4 kgm)を発生する。また無段変速トランスミッションのCVTはキャリブレーションが改良され、スムーズな加減速やエンジンノイズの低減に貢献している。

ジープ・パトリオットの画像
↑上級グレードのリミテッドにはレザーシートなどが標準となる

なお、上級グレードの「Limited(リミテッド)」には、引き続きデュアル可変バルブタイミング(VVT)機構付き 2.4 L 直列4気筒DOHC 16バルブエンジンを搭載。170ps/22.4kgmのパワー/トルクも同様で、トランスミッションはスポーツと同じCVT。駆動方式もロックモード付きフルタイム4WDシステムのフリーダム ドライブI で、悪天候時やトラクションの低い路面でも高い走破性を発揮する。

価格(消費税込み、以下同)は2011年モデルと比較して、スポーツは20 万円の値下げとなる258.0万円を実現。リミテッド は据え置きとなる318.0万円で、同じくパワー ガラスサンルーフ付きは328.0万円となっている。2012年モデルからの新色は、ミネラルグレー メタリック クリアコート/ レスキューグリーン メタリック クリアコート/コッパーヘッド パールコート/ トゥルーブルー パールコートの4色。すべてハンドル位置は右のみの設定だ。

■ジープ・パトリオットSport 2012年モデル主要諸元

●全長×全幅×全高:4425×1810×1665mm ●ホイールベース:2635mm ●車重:1460kg ●乗車定員:5名 ●エンジン:直列4気筒DOHC・VVT/1998cc/115kW(156 ps)/6300rpm/190Nm(19.4kgm)/5100rpm ●使用燃料:無鉛レギュラーガソリン ●JC08モード燃費:10.4km/L ●トランスミッション:CVT ●サスペンション(前/後):ストラット/マルチリンク ●ブレーキ(前/後):Vディスク/ディスク ●タイヤサイズ(前/後):215/60R17

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ジープ公式ウェブ

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