クライスラー日本は、2011年2月23日に同社の高級ＳＵＶ、ジープ・グランドチェロキーをフルモデルチェンジし、発表した。
新型グランドチェロキーは、新開発のサスペンションや、走行条件に応じて、最適な駆動方式を選択できる「セレクテレイン・トラクション・コントロールシステム」を採用することで、オンロード性能と、ジープ伝統のオフロードでの高い走破性を両立している。
エンジンは、従来の4.7L V型8気筒エンジンを、可変バルブタイミング機構を採用した新開発の3.6LV型6気筒エンジンに変更している。最高出力286ps、最大トルク347Nmを発生し、5速ATとの組み合わせで燃費は7.8km/Lとなり、従来よりも10%以上改善している。
エクステリアは、７本の縦型スロットグリルや円形ヘッドライト、台形ホイールアーチなど、ジープ伝統のスタイルを受け継ぎ、先代モデルに比べて全長を30mm、全幅を55mm、ホイールベースを135mm拡大することで、ジープらしい堂々としたたたずまいが一層強調されている。
インテリアは、ウッドパネルや本革素材が随所に使われ、高級感ある仕上げになっている。また、荷室スペースの拡大や豊富な収納スペース、スペアタイヤ収納部にトレーを設けるなど、SUVとしての使い勝手も高くなっている。
価格は、ベースグレードのラレードが398万円。
HDDナビや、本革シートが標準装備される、リミテッドが498万円で、3月12日より発売。
