ケータハムと行競科技(XING Mobility )は2025年9月8日、ミュンヘンで開催されている「IAA Mobility 2025」に、XING Mobilityの液浸冷却バッテリー技術を搭載したEVスポーツクーペ・コンセプトカー「プロジェクトV」を協業パートナーのXING Mobilityのブースに展示した。

ケータハム初となる軽量EVスポーツクーペ「プロジェクトV 」は、IMMERSIO Cell-to-Pack(CTP)バッテリーシステムとともに展示されている。これは高性能EV分野において最も先進的なバッテリーシステムの一つだ。

XING Mobilityの液浸冷却バッテリー技術は、セルを誘電性液体に浸すことで、迅速で均一な放熱と最高クラスのエネルギー密度により、傑出した熱安定性、卓越したエネルギー密度、安全性、性能を実現している。
今回の展示は、ケータハムのEVスポーツクーペ・コンセプトの最新の一般公開であり、2025年1月に日本で開催された東京オートサロン以来、初めての出展となる。
プロジェクトVは2023年7月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでケータハムが世界初公開し、その後2024年と2025年の東京オートサロンでも展示した。

XING Mobility(行競科技:台湾) は、2015年に設立された液浸冷却バッテリー技術の世界的リーダーだ。XING の革新的な技術は、乗用車・商用車をはじめ、農業機械や産業機器、エネルギー貯蔵システム、さらには世界初の風力発電向け液浸冷却型ESS(エネルギー貯蔵システム)など、幅広い分野で実証を行なっている。
「プロジェクトV」は、ケータハムのDNAである“Light-weight、Simple、Fun-to-Drive”という本質を受け継ぎながら、東京R&D、eアクスルを担当するヤマハ発動機との協業により開発が進められている。