2014年8月21日、BMWジャパンはミドルクラスのスポーツアクティビティ・クーペ「X4」を発表し、同日から受注を開始すると発表した。
新型BMW X4は、2008年に登場したクーペスタイルのSUV「X6」のコンセプトを引き継ぎ、Xモデルならではのパワーと、クーペスタイルのスポーティでエレガントなデザインを融合させたたプレミアム・ミドルクラスであり、初のスポーツアクティビティ・クーペという位置付けとなる。
BMW X4はオンロードにおける卓越した運動性能と、優れた安定性、悪路走破性を両立させたインテリジェント4輪駆動システム「xDrive(エックスドライブ)」を装備。トランスミッションは途切れのない、俊敏な変速ができる8速スポーツAT。さらに走行状況に応じて前輪の切れ角を最適化させることで俊敏な操縦性を実現する、バリアブル・スポーツステアリングなどの採用により、スポーティな走りを実現している。
装備では、万が一の事故発生時に、車両の通信機能を介して救急や消防などに早急な手配が可能となる「BMW SOS コール」、歩行者検知機能付き「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車両前方と左右の交通状況をパノラマビューで映し出す「サイドビュー・カメラ」、ボタン操作一つでテールゲートの開閉が可能な「オートマチック・テールゲート・オペレーション」などを標準装備している。
またリヤシートのバックレストは、40:20:40 の3分割可倒式で、通常時のラゲッジ容量は500L、リヤシートを倒した場合は最大1400Lのスペースを作ることができる。テールゲートはキーの操作やテール・ゲート先端のボタンにより自動開閉が可能なオートマチック・テールゲート・オペレーションが標準装備され、さらにスマート・オープン/クローズ機能により、荷物で両手がふさがった状態でも足元の操作によりテールゲートの開閉ができるようになっている。
グレードは、2.0L直噴ターボ(245ps/350Nm)を搭載する「X4 xDrive 28i」、3.0L・直6直噴ターボ(306ps/400Nm)を搭載する「X4 xDrive35i」で、それぞれにM Sportグレードが設定される。また、M エアロダイナミクス・パッケージ、M社が開発したハイグロス・シャドー・ライン・エクステリア、スポーツサスペンションなども設定されている。
ドライバー支援システムは、カメラにより前方の監視を行なう「ドライビング・アシスト」を全車標準装備する。ドライビング・アシストは、レーン・ディパーチャー・ウォーニング、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキの機能を持つ。
それ以外に、車両前方、側方をパノラマビューで映し出す「サイド・ビュー・カメラ」を全車標準装備。さらに、車両正面の映像に加えて、車両側方と後方の映像を含む周囲360 度の映像をディスプレイに表示する「トップ・ビュー」も全車標準装備している。また車載の通信モジュールを利用する「BMWテレサービス」も標準装備としている。なお納車は2014年10月頃を予定している。