BMWジャパンは2021年10月28日、プレミアム・ミドルクラスSAVの新型「X3」と、プレミアム・ミドルクラスSACの新型 「X4」を発売した。デリバリーは、「X3」は11月以降を、X4については2022年春以降が予定されている。
新型X3、X4は、より洗練された精悍なフロントデザイン、リヤデザインに進化している。フロントはキドニーグリルを左右一体構造にし、より空力特性に優れたフロントバンパーを採用するとともに、最新のヘッドライトデザインを取り入れている。リヤは新規にデザインしたバンパーを採用するなどし、存在感を強調している。
搭載エンジンは、高効率な4気筒ガソリンエンジンを搭載したX3 xDrive20i、パワフルな4気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載したX3 xDrive20d、さらに電気駆動のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルのX3 xDrive30eをラインアップ。PHEVのX3 xDrive30eは、2.0L直列4気筒ガソリンエンジンと電気モーター、容量34Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載し、一充電あたりの電気駆動のみでの航続可能距離は49.5km(WLTCモード)を実現している。
X4は、出力を高めた4気筒ガソリンエンジンを搭載したX4 xDrive30i、パワフルな4気筒クリーンディーゼルを搭載したX4 xDrive20dをラインアップしている。
X3、X4の運転支援システムは、3眼カメラ+ミリ波レーダー、とこれらの情報を統合制御する高性能プロセッサーを内蔵したECUにより、ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能を新たに搭載している。これにより高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減するハンズオフが可能だ。
さらにより精度と正確性が向上し、ドライバーをサポートする「ドライビングアシスト・プロフェッショナル」も標準装備される。これによりアクティブ クルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)、レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーンコントロールアシスト、サイド コリジョン プロテクション、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロストラフィックウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能などの機能を備えている。
また車両が直前に走行したルートを最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバースアシスト機能も採用されている。
X3、X4は車載通信モジュールを標準装備し、スマートフォン向けアプリ「My BMW」と合わせて、車両とユーザー、情報を通信によりシームレスに繋げ、より快適なパーソナル アシスタントサービスが受けられるようになっている。
「My BMW」を使用し、クラウドベースの音声サービスのAMAZON Alexaに接続でき、Alexaに話しかけるだけで天気予報やニュースの確認、音楽ストリーミングの再生、Amazon.co.jpでのショッピング、対応するスマートホームデバイスの操作などが可能になる。
もちろんBMW標準装備の「インテリジェント パーソナル アシスタント」も搭載され、自然会話の音声だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となっている。
価格
新型発売記念限定車「M Sport Edition」
新型X3、X4の発売を記念し、特別装備をフルに備えた限定車「M Sport Edition」の受注を、10月28日午前11時より、BMWオンラインストア(https://online-store.bmw.co.jp/)限定で開始している。デリバリーは、X3ベースの限定車は11月以降、X4ベースの限定車については2022年春以降が予定されている。なお台数はX3 M Sport Editionが30台、X4 M Sport Editionが10台となっている。
特別装備は、M Sport専用部品、ボディカラーはBMW Individual専用カラーが採用されている。