ビー・エム・ダブリュー株式会社はM4(エムフォー)クーペの特別限定車「BMW M4 DTM Champion Edition(ディーティーエム・チャンピオン・エディション)」を、全国のBMW M認定ディーラーにおいて2016年11月14日より注文の受付を開始すると発表した。販売台数は全世界200台で、日本への割り当ては25台。納車は2017年4月からを予定している。
【編集部のひと言】ツーリングカーレースはDTM以外にもイギリスのBTCC、FIAのWTCC、そして日本のスーパーGTなどがあり、いずれも人気のモータースポーツ。成績が販売に直結する欧州ではエンジニアのエリート集団がマシンを造る。
このM4 DTMチャンピオンエディションは2016ドイツ・ツーリング・カー選手権(DTM)において、マルコ・ヴィットマン選手が2014シーズン以来となるドライバーズチャンピオンのタイトル獲得を記念して導入するもの。ベースとなっているM4クーペと比較してパワーは69ps、トルクは50Nmアップとなる、ウォーターインジェクション機構付きエンジンを搭載することで、0−100km/h加速は3.8秒を記録している。ちなみにこのエンジンは、2016年4月に30台の限定で販売されたM4 GTSに搭載されていたものと同じだ。
エクステリアはアルピンホワイトのボディカラーに、フィルムによるMストライプが入れられていて、ルーフにはCFRP(カーボン・ファイバー・リーンホースド・プラスチック)を採用。さらにリヤウイングやディフューザー、フロントスプリッター/エアロフリックもCFRP製となっている。
インテリアにはCFRP製のMバケットシートを採用。フロントシート後部にはホワイト塗装されたロールバーが装備されていて、これも標準装備となる6点式シートベルトを備え、すぐにサーキット走行ができるようになっている。アルカンターラ仕上げのステアリングは、12時の位置にグレーのマーキングが施されていて、これもレーシングカー譲りのものだ。
機能面では車高調整と減衰力調整が可能なMコイルオーバーサスペンションや、耐摩耗性が高く耐フェード性にも優れるMカーボン・セラミックブレーキシステムを採用。DTMチャンピオンカーにふさわしい、走りに特化したモデルとなっている。
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