BMW M社 設立50周年 特別なバッチの記念モデルを販売

ドイツBMW社の100%子会社であるBMW M社は2022年5月24日、設立50周年を迎えた。今から50年前となる1972年5月24日に、BMWの技術と情熱を結集し、モータースポーツ活動を本格的に取り組むため、BMW M社の前身となるBMWモータースポーツ社が設立された。その年に初代BMW 3.0CSLがデビューし、翌1973年にはニュルブルクリンク24時間耐久レースで勝利を収め、その輝かしい歴史がスタートしている。

そして1978年には、BMW Mモデルの起源ともいえる、「M」の車名の由来となったBMW M1を開発し、このBMW M1と共に「M」モデルの歴史が始まった。M1誕生の後、M5、M3と、数々のMハイ・パフォーマンス・モデルを世に送り、モータースポーツ活動だけに捉われない超高性能モデルの開発、製造が本格化したため、1993年に社名をBMWモータースポーツ社から、BMW M社に改め、現在に至っている。

初代3.0CSL(1973年)

BMW M社には、3つの大きな事業の柱がある。1つは、高性能マシンであるMモデルの開発だ。BMW M社が開発する高性能マシン「M」モデルには、現在では2つのカテゴリーがあり、1つはサーキットでの走行を可能としたMハイ・パフォーマンス・モデル、もう1つはサーキットで培われた技術を投入し走行性能を高めたMパフォーマンス・モデルだ。

さらにMモデルの開発に加え、Mスポーツ・モデルやMモデル専用アクセサリーとなるMパフォーマンス・パーツの開発も行なっている。残る2つは、市販モデルには設定のない特殊なカラーや素材、装備などを使用した特別注文プログラム「BMW インディビジュアル」のための車両の製造と、BMWユーザーの運転技術の向上と安全知識の普及を目指す「ドライビング・エクスペリエンス」である。

50周年記念の特別モデルとイベント

BMW M社設立50周年を記念し、販売されるBMW Mハイ・パフォーマンス・モデル、BMW Mパフォーマンス・モデル、Mスポーツ・モデルには、1973年、BMWモータースポーツ社のレーシングカーで初めて使用された、青、紫、赤の半円がシフトしたBMWロゴが、BMW M 50周年記念バッチとして装着される。青はBMWを、赤はレースを、紫は、青と赤、つまり、BMWとレースの融合を模したカラーの特別なバッジだ。

BMW M社設立50周年を記念し、3車種の限定モデル「X5 Edition Black Vermillion」(限定5台)、「X6 Edition Black Vermillion」(限定5台)を限定発売する。

Black Vermillionモデル価格

また50台限定の「M3 50th Anniversary Limited」(MT仕様)を5月24日からBMWオンライン・ストア限定で注文の受付を行なう。

M3 50th Anniversary Limited価格

BMWオンラインストア:https://online-store.bmw.co.jp/

さらに次世代電気自動車 iXのラインアップに「iX M60」を追加し、このモデルはディーラーで販売される。

iX M60価格

この他に、BMW M社設立50周年を記念して、今秋9月2日〜9月4日まで、六本木ヒルズ(東京都港区)で、BMW Mの世界観、ブランドを体現できるイベントを実施する予定になっている。

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