BMW 電気自動車のニューモデル「iX」の受注を開始

BMWジャパンは2021年6月9日、2021年秋に日本国内で発表となる新型の電気自動車「iX」の初期生産モデル「iXローンチ・エディション」の先行予約受付を、BMWオンラインストアで開始しました。

BMWが新たに投入する電気自動車の新型「iX」は、今秋に日本国内で正式に発表・発売される予定です。「iX」はSUVタイプの電気自動車で、2018年のパリ・モーターショーでビジョン iNextと名付けられたコンセプトモデルとして発表。2020年11月にワールドプレミアを行ない年末から量産に向け準備が開始されています。iXは、BMWが2013年にi3を発売して以来、初めて開発した純電気自動車で、BMWiサブブランドとしては3番目のモデルとなります。

「iX」は、最新世代の電動ドライブトレイン・アーキテクチャーのCLARプラットフォーム版で、アルミ製スペースフレーム構造を採用。電動プラットフォームは新規開発である一方、モジュール式のCLARプラットフォームと高い互換性を持っているのが特長。このシャシー部品の共有により、ディンゴルフィング工場でエンジン車と並行してiXを生産することが可能となっています。

ボディは、高張力鋼板、アルミニウム、熱可塑性樹脂、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を組み合わせて使用したハイブリッドボディとして徹底的に軽量化を図っています。

フロントは、最新デザインのキドニーグリルを採用し、カメラやレーダーなどのセンサーを配置。「iX」のボディサイズはX5に近似しており、全長4953mm、全幅1967mm、全高1695mm、ホイールベース3000mmの5ドアです。グレードは「iX xDrive40」、「iX xDrive50」の2グレードで、搭載するバッテリー容量とモーター出力に違いがあります。

前後アクスルに駆動モーターを搭載するAWDで、2基のモーター出力の合計はiX xDrive50で503ps。搭載するバッテリー容量はiX xDrive50が100kWh、iX xDrive40は71kWh。100kWhのバッテリーの場合はWLTPモードでの航続距離は600kmに達します。

今回のローンチ・エディションは、iX xDrive40、xDrive50の初期生産モデルとして、スカイラウンジ・パノラマ・ガラスサンルーフなどを含むファーストクラス・パッケージや、フロント・アクティブ・ベンチレーションシートなどの快適性を向上させるラウンジ・パッケージ、専用のホイールなどスポーティなデザイン装備を含むスポーツ・パッケージ全てをフル装備した最上級仕様のモデルとなっています。

さらにiX xDrive40ローンチ・エディションには、ハーマンカルドン・サラウンドサウンドシステムが、iX xDrive50ローンチ・エディションには、バウアー&ウイルキンス・ダイヤモンド・サラウンドサウンドシステムを含むテクノロジー・パッケージがそれぞれ装備されています。

ボディカラーは、iX xDrive40ローンチ・エディションが、ソフィスト・グレー・ブリリアント・エフェクトとミネラル・ホワイトの2種類、iX xDrive50ローンチ・エディションが、BMW Individualアベンチュリン・レッドとなっています。

このローンチ・エディションは、BMWオンライン・ストアのみで予約注文が可能で、今秋の正式発表後、早い段階で納車が約束されています。

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