BMWジャパンは2023年5月29日、フラッグシップ・ラグジュアリー・セダン「7シリーズ」のラインアップに、新たに2車種の電気自動車モデルを追加し販売を開始した。デリバリーは今冬以降が予定されている。
現行の7シリーズは2022年にデビューして第7世代となっており、EVモデルとして「i7 xDrive60」がラインアップされているが、今回、さらに2車種のEVモデルを追加することになった。
「i7 eDrive50」は、最高出力455PS(335kW)を発生する電気モーターをリヤに配置した後輪駆動モデルである。最大トルクは650Nmで、0-100km/hは5.5秒で駆けぬける。ボディ床下に収納されているリチウムイオン電池の総エネルギー量は105.7kWhで、一充電での走行可能距離は約575〜611km(欧州WLTPモード)となっている。
「i7 M70 xDrive」は、最高出力258PS(190kW)を発生する電気モーターをフロントに、最高出力489PS(360kW)を発生する電気モーターをリヤに配置した4輪駆動のMハイパフォーマンス・モデルである。
システム・トータルでの最高出力は659PS(485kW)、最大トルクは1015Nmであり、0-100km/h加速は3.7秒を記録する。ボディ床下に収納されているリチウム・イオン電池の総エネルギー量は105.7kWhで、一充電での走行可能距離は488〜560km(欧州WLTPモード)でとなっている。