BMWジャパンは2020年10月16日、スポーティでエレガントなデザインとダイナミックな運動性能を兼ね備えた新型「4シリーズ クーペ」を発表しました。デリバリーは11月以降が予定されています。
4シリーズは、プレミアム スポーツセダンの代名詞ともいえる、3シリーズの派生モデルのクーペとして2013年に初代モデルが誕生。今回登場した4シリーズ(G22型)は第2世代へと進化し、クーペならではのスポーティでエレガントなデザインに磨きをかけ、さらに、運動性能もよりスポーティでハイレベルのダイナミックスを実現したモデルです。
ボディサイズは、全長4775mm、全幅1850mm、全高1395mm、ホイールベース2850mm、車両重量1560kg。ロングホイールベース、低い全高によりクーペ プロポーションを生み出しています。
大型の縦型デザインのキドニーグリル
特にフロント マスクは、BMWのアイコンのキドニーグリルを、1930年代に一世を風靡したBMW 328、1960年代に登場の1600や2002などと同様に、大きめの縦型デザインにすることで、セダンの3シリーズとは全く違うスポーティさやエレガントさを際立たせています。またキドニーグリルを大型化することで、その存在感がより強調されています。
リヤは、伝統のL字型リヤ コンビネーションライトを、他のクーペモデルである2シリーズ グランクーペ、 8シリーズなどと同様に、立体的で有機的な曲線構成とし、ライト周りをブラックアウトすることで個性的なリヤビューとなっています。
サイドのデザインは、ショート オーバーハング、長いボンネット、AピラーからCピラーにかけての流れるようなルーフライン、ロングホイールベースにより、室内の居住性を高めつつ、クーペらしいプロポーションとなっています。
パワーユニットとシャシー
420iに搭載されるエンジンは、最高出力184ps/5000rpm、最大トルク300Nm/1350-4000rpmを発揮する2.0L直列4気筒ツインパワーターボ ガソリンエンジンが搭載され、8速ATと組み合わせています。WLTC モードでの費率は13.4km/L。
新型4シリーズは、3シリーズのスポーティな走りにさらに磨きをかけ、クーペモデルらしいダイナミックな走りを実現するために、サスペンション取り付け部やアンダー フレームを強化し、高剛性ボディを採用することでロール剛性の強化、きれのあるスポーティなハンドリングを実現。
ボディは、アルミニウム材をボンネットだけではなくサブフレーム、エンジンマウントなどに用いることで、ボディ剛性の強化と軽量化という相反する性能を両立させています。
装備
新型4シリーズは運転支援システム「ドライビング アシストプラス」を標準装備し、サポカー補助金対象モデルになっています。
最新の3眼カメラ+レーダー、高性能な統合ECUによる高い解析能力により、高精度で正確性が向上した最先端の運転支援システムを標準装備しています。アクティブ クルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーンチェンジ ウォーニング(車線変更警告システム)、レーンディパーチャー ウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーンコントロール アシスト、サイドコリジョン プロテクション、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロストラフィック ウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能などを備えています。
もちろん「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」も装備され、60km/h以下での手放し運転も可能です。さらにパーキング アシスタントも標準装備され、車両が直前に走行したルートの最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能です。
またBMWコネクテッド ドライブは、車載通信モジュールを搭載しネットワークで繋ぐことができます。さらにiOSのスマートフォン向けアプリ「BMW Connected」を導入し、車両とユーザー、そして情報をシームレスに繋げ、より快適でスマートなパーソナル アシスタント サービスを使用することができます。
インフォテイメントは、BMWインテリジェント パーソナル アシスタントが搭載され、AI技術により「「OK BMW」、あるいは「4シリーズ」と呼びかけ、会話により車両の操作や情報へのアクセスが可能になっています。