2014年5月21日、BMWジャパンは4シリーズのクーペ(2ドア)、カブリオレに続く4シリーズの第3弾モデルとなる新型「4シリーズ グランクーペ」を6月21日から発売すると発表した。グランクーペは4シリーズのクーペのスタイリング、圧倒的な運動性能に加え、4ドア・モデルの機能性を融合させ、BMW初のプレミアム・ミドル・クラスの4ドアクーペ・モデルとなる。
4シリーズ グランクーペのスタイリングは、ショートオーバーハング、ロングエンジンフード、後方に配置されたキャビンによる独自のプロポーションを備え、クーペモデル(2ドア)から112mm後方に延ばされたルーフラインを備え、4枚のサッシュレス・ドアとリヤゲートを備えている。
もちろん、約50:50の理想的な前後重量配分、フロントセクションでは4シリーズ専用にサブフレームの取り付け剛性を向上させており、ステアリング精度やレスポンスを向上させスポーティなクーペモデルとしての運動性能、俊敏なハンドリング、高い走行安定性を実現している。
装備面では、歩行者検知機能付き「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーンディパーチャーウォーニング」、車載の通信モジュールを利用し常に乗員の安全と車両の状態を見守る「BMW SOS コール」、「BMW テレサービス」などを備えている。
エンジンラインアップは、3シリーズ、4シリーズ共通で、420i、428i、435iの3種類。ディーゼルの設定はない。グレードはラグジュアリー、Mスポーツの2グレード。また、クーペモデルで初となる4輪駆動モデル「420i xDrive グランクーペ」をラインアップしている。トランスミッションは8速AT。サスペンションはフロントがダブルジョイント式ストラット、リヤはマルチリンク式。
フロントマスクは4シリーズ共通で、2ドア・クーペよりルーフを延長し、ピーク位置が2ドア・クーペより12mm高く、4ドア・5人乗りのパッケージングを実現。ホイールベース、トレッドなどは4シリーズ、3シリーズ共通となっている。
ラゲッジスペースは2ドア・クーペより35L拡大され480L。リヤシートのバックレストを倒すと最大1300Lとなる。テールゲートはオートマチック・テールゲートオペレーションが標準装備される。またリヤシートバックは40:20:40タイプもオプション設定されている。