BMWは2016年5月19日、「BMW 320d セダン/ツーリング」に新世代の4気筒クリーン・ディーゼル・エンジンを搭載し、5月28日(土)より販売を開始すると発表した。加えて、安全な車線変更をサポートする「レーン・チェンジ・ウォーニング」の標準化を拡大し、BMW 3シリーズ セダン/ツーリングのほぼ全モデルに本機能を標準装備。運転支援システムの標準装備内容をさらに充実させる。
2012年にセグメント初のクリーン・ディーゼル・モデルとして発売されたBMW 320dに、「BMW Efficient Dynamics」の理念を追求したクリーン・ディーゼル・エンジンを搭載し、さらなる進化を遂げた。
アルミニウム製クランク・ケースを採用した2.0L直列4気筒クリーン・ディーゼル・エンジンは、最新のコモンレール・ダイレクト・インジェクション・システムと可変ジオメトリー・ターボチャージャーを組み合わせ、従来モデルから、最高出力6psの190ps/4,000rpm、最大トルクは20Nmアップの400Nm/1,750-2,500rpmを実現し、これまで以上にパワフルな走りが可能となった。一方で、燃料消費率(JC08モード)は、従来モデルからさらに約10%向上の21.4km/Lを実現し、輸入車クラス・トップの低燃費を誇る。
また、従来モデルから引き続き、NOx(窒素酸化物)吸蔵還元触媒などメンテナンス・フリーの最先端排出ガス処理技術「BMW BluePerformanceテクノロジー」を採用し、ディーゼル車に対する世界最高水準の排出ガス基準である日本のポスト新長期規制に適合する優れた環境性能を実現。これにより、エコカー減税対象車の認定を受け、自動車取得税・重量税が免税(100%減税)となり、翌年度の自動車税も75%減税となる。
加えて、BMW 3シリーズ セダン/ツーリングのほぼ全モデルに新たに標準装備となる「レーン・チェンジ・ウォーニング」は、ドライバーから死角になる自車の左右後方を走行する車両や、追い越し車線から急接近してくる車両をドライバーに警告することで、安全な車線変更をサポートする先進の運転支援システムである。