BMWジャパンは2022年2月25日、プレミアムコンパクト クーペ「BMW2シリーズ クーペ」のニューモデル(G42)を発表し、3月1日から発売を開始する。
2シリーズ クーペは3シリーズや4シリーズ クーペなどと同様に、縦置きエンジン用プラットフォーム「CLAR」をベースにしているため、FF駆動の2シリーズモデルとは別系統のスポーティモデルだ。
新型2シリーズ クーペは、先代モデルよりも全幅が約65mm、全長が約100mm拡大され、ホイールベースは50mm延長されている。全長4545mm(M240iは4560mm)、全幅1825mm、全高1405mm、ホイールベース2740mmで、車両重量は1530kg(M240ixDriveは1710kg)。
エアロダイナミクス向上のため、ほぼ完全なアンダーボディカバーを装備し、キドニーグリルとその下のフロントエプロンの空気取り入れ口に10段階のエアフラップ制御を採用。また左右ドアは凹型ドアハンドルが装備されている。
グレードは、4気筒モデルの220i、220i Mスポーツと、6気筒搭載のMパフォーマンスモデルのM240i xDriveの3種類だ。ヨーロッパでは4気筒の高出力版の230i、220dもラインアップされている。
搭載されるエンジンは、B48型の2.0L 4気筒ターボで、日本には184ps/300Nmの仕様が導入される。M240i xDriveは、高出力のB58型6気筒エンジンを搭載し、374ps/500Nmを発生。そのため0-100km/h加速は4.3秒と傑出している。4気筒、6気筒ともに可変リフト&バルブタイミング(VANOS)、ツインスクロール・ターボ、直噴を採用している。
トランスミッションはいずれも8速ATを採用。M240i xDriveはAWD駆動で、そのため車両重量は1710kgとなっている。
サスペンションはフロントがダブルジョイント式ストラット、リヤは5リンク式で、いずれもリンク類はアルミ製を採用している。M240i xDriveは、フロント下部にも補強を加え、リヤサスペンション取り付け部も補強することで、よりねじり剛性を高めている。
装備は最新モデルにふさわしく、先進運転支援システム、コネクテッドサービス、「OK! BMW」と呼びかけるインテリジェント・パーソナル・アシスタント、Amazon Alexaが利用できる。
なお、M240i xDriveはセリウム グレーのサイドミラーやリヤスポイラーを装備している。