2013年4月28日、BMWは2012年DTMチャンピオン獲得を記念して設定された特別限定車「M3クーペDTM Champion Edition（ディーティーエム・チャンピオン・エディション）」を導入すると発表した。このモデルは、BMWモータースポーツが2012年に約20年ぶりに参戦したドイツ・ツーリングカー選手権「DTM」において、ドライバーズ・タイトル、チーム・タイトル、マニュファクチャラー・タイトルの3部門のシリーズ・チャンピオンに輝いたことを記念したモデルで、BMWモータースポーツがDTMで積み重ねた勝利数と同じ全世界54台限定で発売する。その超希少モデルのうちの10台を日本に導入する。
この希少な特別限定車は、2012年のDTMレースでドライバーズ・タイトルを獲得した「BMWチーム・シュニッツァー」に所属するブルーノ・スペングラー選手のレースカーをモチーフとしている。エクステリアは、マット仕上げのフローズンブラック・メタリックのボディカラーとし、マットブラック仕上げの19インチMライトアロイホイール、カーボン製のフロントスプリッター、リヤ・トランクスポイラー、カーボン製ルーフからトランクリッドにかけて施されたMストライプのステッカーなど、特別装備を採用している。
インテリアは、専用アルカンターラ仕上げのステアリングホイール、パーキングブレーキレバーに加え、ブルーノ・スペングラー選手のヘルメットデザインをイメージした専用デザインのドアシル・プレートが特別装備される。またカーボンファイバー製のインテリアトリムには、ブルーノ・スペングラー選手のサインと共に、全世界で54台限定であることを示すシリアルナンバーが刻まれるている。
ドライビングダイナミクスでは、EDC（エレクトロニック・ダンパー・コントロール）のダンパーの減衰力、Mサーボトロニック（車速感応式パワーステアリング）のアシスト量、M DCT Drivelogicのシフトタイミングなどの設定をドライバーの好みに合わせてプログラムすることができるM Drive（エム・ドライブ）を標準装備するなど、BMW Mの哲学である最先端のモータースポーツ・テクノロジーと日常走行に対応する高い実用性を融合させたスペシャルモデルだ。
