BMWジャパンは2012年6月7日、ハイパフォーマンスなアクティビティビークルとして知られる「BMW X5 M」及び「BMW X6 M」をマイナーチェンジして発売した。今回はLEDヘッドライトを新たに標準装備としたほか、キドニーグリルおよびブレーキキャリパーのデザインを変更。さらに X6 MはL字型リヤコンビネーションライトにも新意匠を採用している。
高性能モデルを手がけるBMW M社が開発を担当するX5 MとX6 Mには最高出力408kW(555ps)、最大トルク680Nm(69.3kgm)を発揮するV型8気筒4.4LのMツインパワー・ターボエンジンが搭載されている。これに素早いレスポンスと高効率を実現したMスポーツ6速オートマチックトランスミッション、いかなる状況でも最高のトラクションと走行安定性を提供する4輪駆動システムxDrive、優れたコーナリング性を発揮するダイナミックパフォーマンスコントロールなどが組み合わされている。
新しいX5 MとX6 Mに標準装備されたヘッドライトは、スモールライトリング/ハイビーム/ロービームのすべてに、太陽光に近いクリアな白い光を放つLEDテクノロジーを採用。少ないエネルギー消費量を実現すると同時に、夜間における洗練された表情を一層際立たせている。またスモールライトリングとヘッドライト上部に配される眉のようなアクセントラインが、さらに個性的かつダイナミックなフロントビューを演出している。
新デザインのキドニーグリルはヘッドライト下端の高さに合わせてグリルバーの傾斜を変えることにより、ヘッドライトからつながる水平方向のキャラクターラインをよりワイド感を演出している。またX6 MはBMW伝統のL字型リヤコンビネーションライトにより幅広のLEDライトバーを採用。夜間における存在感をさらに強調するデザインとした。
さらに今回からX5 MとX6 Mの高性能ブレーキシステムのキャリパーに新たにダークブルーメタリック仕上げを採用。フロントのキャリパーには“Mロゴ”を施して、特別なモデルとしての存在感を足元からアピールしている。消費税を含む希望小売価格はX5 Mが1471.0万円、X6 Mが1495.0万円。左右いずれのハンドル位置を選択することができる。