【BMW】X3が最新2.0Lターボエンジン搭載。環境性能が驚異的に向上

BMW X3 xDrive28iの画像

BMWジャパンは2012年5月22日、昨年3月に第2世代へとフルモデルチェンジしたBMW X3の「X3 xDrive28i(エックスドライブ・ニーハチアイ)」に、新世代BMWツインパワー・ターボエンジンと停車中のムダな燃料消費を抑制するエンジン・オートスタート&ストップ機能を搭載し、動力性能を向上させながら燃費の大幅な改善を実現。同日より発売した。

また、X3 xDrive28iを含むBMW X3の全モデルに、効率的なドライブをサポートするECO PRO(エコプロ)モード付きのドライビングパフォーマンス・コントロールを追加している。全車が 右ハンドル仕様で、xDrive20iは価格据え置き、xDrive28iとxDrive35iについては1万円の値上げとなっている。

BMW X3は従来のオフロード車らしいSUVとは一線を画す、オンロード走行性能を高めたSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)というコンセプトで新たなセグメントを確立した、BMW Xシリーズの中核を担う存在だ。同時に優れた機能性や多様性という Xシリーズの美点を備えながら、効率とダイナミズムを高い次元で両立する「BMW エフィシェント・ダイナミクス」の理念に基づく数々の革新的技術を採用。さらなるドライビングの歓びを提供すると同時に、高いレベルの環境性能を実現。日本国内においても全モデルがエコカー減税とエコカー補助金の対象になっている。

今回最大のニュースが、 X3 xDrive28iのエンジンが直列6 気筒3Lの自然吸気から新世代の2.0Lターボエンジン(直列4気筒)に換装されたことだ。この新世代のBMWツインパワー・ターボエンジンは高圧の燃料を燃焼室内に直接噴射する高精度ダイレクトインジェクションシステム、インテークバルブのリフト量を無段階に可変制御するバルブトロニック、吸気と排気のバルブタイミングを最適に調整するダブルVANOS、そして排出ガスを効率よくエネルギーに変換するツインスクロール・ターボチャージャーといった革新技術を満載している。

その結果、エンジンは最高出力180kW(245ps)/5000rpmと最大トルク350Nm(35.7kgm)/1250rpm〜4800rpmを発生。低回転から広い回転域で最大トルクを発生させることが可能となり、力強い走りを実現している。さらに、停車中のムダな燃料消費を抑制するエンジン・オートスタート&ストップ機能を新たに装備。JC08モード燃費は13.6km/Lとなり、従来モデルから約36%も向上している。「平成27年度燃費基準+20%」及び「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」を達成したことで、エコカー減税により自動車取得税および重量税が100%の免税となり、自動車グリーン税制により登録翌年度の自動車税も約50%減税。さらにエコカー補助金の対象モデルにもなっている。

また今回、このxDrive28iを含めたBMW X3の全モデルに、効率的なドライブをサポートするECO PROモード付きのドライビングパフォーマンス・コントロールを新たに標準装備とした。これはスイッチ操作ひとつで、エンジンのレスポンスや、8速オートマチックトランスミッションの変速制御などの走行モードを「ECO PRO/コンフォート/スポーツ/スポーツ・プラス(このモードにも35iに標準、20iと28iはオプションで設定可能)」から選択することが可能だ。

ECO PROモードではエンジンレスポンスやシフトタイミングの最適化に加え、エアコンやシートヒーターなどの作動を効率重視に制御することで、燃費の良い走行スタイルをサポートする。また、燃費の良い走行をするためのヒントや、効率を向上させた結果により延長された航続距離の情報を「ボーナスマイレージ」としてコントロールディスプレイやメーターパネル内に表示し、ドライビングを楽しみながら同時に燃費も向上させることができるようになっている。

BMW X3の画像

BMWジャパン公式サイト

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