BMWジャパンは2012年5月17日、昨年9月にフルモデルチェンジされた新型1シリーズのラインアップに、ダイナミックな走りとスタイリングを強調した「BMW116i M Sport(イチイチロクアイ・エムスポーツ)」と「BMW120i M Sport(イチニーマルアイ・エムスポーツ)」を新たに追加すると発表した。
今回追加された2台のM Sportモデルは、おなじみのBMW M3(エムスリー)やBMW M5(エムファイブ)など、BMWのハイパフォーマンスモデルであるMモデルを手掛けるBMW M社が開発したスポーティなデザインの専用装備を採用。より精悍かつダイナミックなスタイリングを強調するとともに、さらなるドライビングダイナミクスの向上を目指している。
エクステリアでは、専用のフロントエプロン、サイドとリヤのスカートで構成されるMエアロダイナミクスパッケージを装着。星を思わせるスポークスタイリングの17インチアルミホイールも与えられている。また、サイドウインドウのフレームモールディングにハイグロスブラック仕上げを施したシャドーラインを装備して、美しいサイドビューを実現。ボディカラーは6色が設定され、M Sport専用に「エストリル・ブルー」も用意されている。
インテリアでは、電動調節式サイドサポートがコーナリング時に身体を支えるスポーツシートを運転席と助手席に採用。厚みのあるリムと親指がフィットする特徴的な形状により、確実なグリップをもたらすMスポーツのレザー製ステアリングホイールも特別装備している。
走行性能に関係する部分では、Mスポーツ・サスペンションが組み込まれている。ステアリングの操舵量に合わせてステアリングのギヤレシオを可変制御するバリアブルスポーツステアリング(サーボトロニック付き/120i M Sportに標準、116i M Sportにオプション)が、ワインディングロードなどでの俊敏性、高速走行時での直進安定性、駐車時における取り回しの良さを向上している。
なお、搭載される1.6Lの直列4気筒DOHCエンジンの仕様については、ベースモデルと同じで変更はない。いずれもBMWツインパワー・ターボ・エンジンで、116i M Sportは最高出力100kW(136ps)/4400?6450rpmと最大トルク220Nm(22.4kgm) / 1350?4300rpm、120i M Sportが最高出力125kW(170ps)/ 4800?6450rpmと最大トルク250Nm(25.5kgm)/1500?4500rpmというスペックとなっている。
消費税を含む希望小売価格は116i M Sportが338.0万円で、ベースモデルの116i? Sportに対して20.0万円高。同じく120i M Sportが397.0万円で、ベースモデルの120i? Sportに対して10.0万円高の設定となっている。いずれも右ハンドル仕様のみで、トランスミッションは8速ATだ。
■BMW 116i M Sport、BMW 120i M Sportの主な装備内容
EXTERIOR… Mスポーツ・サスペンション/ バリアブルスポーツステアリング(サーボトロニック付き)※/ Mエアロダイナミクスパッケージ(フロントエプロン、サイド&リヤスカート)/BMW Individualハイグロス・シャドーライン・エクステリア/Mライトアロイホイール・スタースポーク・スタイリング383M(フロント: 7.5J x 17+225/45R17タイヤ、リヤ: 8J x 17+245/40R17タイヤ)/ クローム仕上げキドニーグリル(ワイドブラックバー)
INTERIOR…スポーツシート(運転席&助手席、電動調節式サイドサポート付き)/マルチファンクションMスポーツ・レザーステアリングホイール/ヘキサゴンクロス/アルカンタラ・コンビネーションシート/ アンソラジット/ブルーハイライト/ アルミニウム・ヘキサゴン・インテリアトリム/マット・エストリル・ブルーハイライト/BMW Individualアンソラジット・ルーフライニング/ ドアシルプレート(Mロゴ付き)/アンビエントライト(ホワイトまたはオレンジに切り替え可能)/ レッドスケール付きメーター/クロームインサート(エアコンディショナー及びオーディオコントロール)/ブルーアクセント付きリモートコントロールキー/ニーパッド(運転席)