BMWジャパンは2020年12月2日、「1シリーズ」、「2シリーズ」のエンジンルーム内のカウルカバーに不具合があるとしてリコールを届け出ました。
この不具合は日本市場での200件の報告によるもので、エンジンルーム内のブレーキマスターシリンダーのリザーバータンク上部に設置されているカウルカバーの排水設計が不適切であったため、雨水がブレーキフルード内に浸入することがあるというものです。
そのため、雨水と反応したブレーキフルードがゲル化し、油圧制御ユニット内で詰まり、ブレーキペダルを放してもブレーキが作動し続ける恐れがあります。
対策は、該当車両の、カウルカバーを対策品に交換することになります。また、ブレーキフルードの含水率を点検し、必要に応じてブレーキフルードを交換することになります。
該当車両は2013年~2015年に輸入された、「1シリーズ」、「2シリーズ」の6車種で、合計1万4399台です。