ベントレー・チーム・アブソリュートは、GTアジアシリーズのタイトル防衛に向けたドライバーのラインアップを発表し、韓国インターナショナルサーキットでの開幕まで2週間余りとなった2016年のチャンピオンシップに3台の「Continental GT3」がエントリーすると発表した。
2015年に経験豊富で評価の高いモータースポーツチームである「チーム・アブソリュート」がアジアにおけるベントレーのパートナーチームとなり、マニュファクチャラー・チャンピオンのタイトルを獲得した。この名誉あるタイトルの防衛はもちろんのこと、念願であるアジアのチームトロフィーを獲得すべく、これまでの陣容に新メンバーも加えたチームで再び戻ってきた。
アウディR8 LMSカップの元チャンピオンであり、前年のGTアジアシリーズで最後までドライバーズタイトルを争ったAdderly Fong選手(香港)は、韓国の新たなスーパースターであるAndrew Kim選手と組んで7号車で参戦する。
また自転車事故でシーズンを終えるまで前年のチャンピオンシップをリードすることに貢献したJonathan Venter選手(オーストラリア)がチームに復帰し、8号車に乗車予定だ。コンビを組むのはAdderly Fong選手と組んで2015年にドライバーズランキング2位に入った澤圭太選手(日本)。
さらにGTアジアには初参戦ながら、ピレリ・ワールド・チャンレンジのドライバーを務めたことでチーム・アブソリュートではおなじみのAndrew Palmer選手(米国)は、スーパーカー・タイランドのマルチウィナーであるVutthikorn Inthraphuvasak選手(タイ)と組んで9号車のドライバーを務める。
Ingo Matterチーム代表は、「私たちのチームは国籍の異なる6名のドライバーで構成され、そのうち4名はアジア出身です。つまり、私たちのチームはアジア大陸を股にかけたレースをまさに象徴していると言えます。また6つのレースそれぞれで、私たちはその国のドライバーにベントレー・コンチネンタルGT3を運転してもらいます。これは彼らにとって非常に誇らしいことでしょう。昨年はもう少しのところでドライバーズタイトルを逃しました。今年は昨年獲得したチームタイトルに加えて、ドライバーズタイトルを絶対に取ろうと決めています。またそれだけの力を持つ3組がラインアップしています」と述べた。
2016年のアジアシリーズは5月17日に韓国インターナショナルサーキットで開幕し、全6戦で行なわれる。また日本においても、7月2日〜3日に岡山国際サーキット、7月16日〜17日に富士スピードウェイで開催される。レースの様子は毎回公式ウェブサイトでライブストリーミングされる。