ベントレーモーターズは英国現地時間の2016年4月4日、新型の「コンチネンタルGTスピード」を発表した。新型はエンジンの性能を改善し、同社の市販車として史上最速となる331km/hの最高速度を達成。さらに「Black Edition(ブラックエディション)」というグレードを新たにラインアップに加えている。
排気量6.0LのW12ツインターボエンジンは、最高出力が635psから642psへと向上。最大トルクも従来より20Nmアップして840Nmとなっている。さらにブーストコントロールをより入念に最適化することで、回転域全域にわたるトルクアップも実現。2000rpmから5000rpmまで途切れることなく湧き上がるトルクにより、加速性能が飛躍的に向上。0-100km/hの発進加速に要する時間も4.1秒に短縮している。
また今回の新型から、クーペとコンバーチブルに「ブラックエディション」が投入される。このグレードではウインドウまわりやランプベゼルなど、エクステリアの各所に高光沢のブラック仕上げが施される。さらに21インチの5本スポークアルミホイールもオールブラックで、その間からのぞくブレーキキャリパーはレッドまたはブラックが選択可能だ。
さらにブラックエディションでは個性際立つ魅力的なアクセントとなるように、フロントスプリッター/サイドスカート/リヤディフューザー/ドアミラーにレッドやイエローなど4色のコントラストカラーが設定されている。一方インテリアではセンターコンソールなどにカーボンファイバーをあしらったほか、エクステリア同様のコントラストカラーで彩りを加えている。
新型コンチネンタルGTスピードと同ブラックエディションの日本国内における価格は現時点では未定で、導入時期は2016年度中となっている。