【ベントレー】最速最強のベントレー4ドアモデル、新型フライングスパー国内登場

シャープなラインと滑らかな曲面を融合させたデザインが目を引く

2013年6月5日、ベントレー・モーターズ・ジャパンは新型ベントレー・フライングスパーを発表、発売を開始した。その詳細については既報の記事を参照されたい。

宝石のようなLEDヘッドライトとよりゴージャスになったグリルデザイン

「世界最速・最強のベントレー4ドアモデル」を謳うフライングスパーは、2013年3月のジュネーブショーでワールドプレミアされたもの。ベントレーらしい伝統的デザインとスポーティさを併せ持つスタイリングのボディに、6.0LツインターボW12エンジンを搭載。ミッションはZF製8速トランスミッションを組み合わせている。各ギヤ比を最適化し、巡航時や軽負荷時にエンジン回転数を理想的に保つことでCO2排出量を、先代モデルから13%以上削減。燃費は6.8km/L、CO2排出量は343g/kmで12気筒エンジン搭載の高級サルーンとは思えない高い数値をマークする。

フライングスパーの最高出力は625PS、最大トルクは800Nmというスペックはベントレーの歴代4ドアモデルの中で最強のもの。先代モデルよりもパワーウェイトレシオを14%向上させたことによって、最高速度は322km/h、0-60マイル/時(時速約96km)加速はわずか4.3秒というハイパフォーマンスカーだ。

この強烈なパワーとトルクを効率的に路面へと伝えるために、ベントレーが得意とする全輪駆動システムを採用。通常のトルク配分はフロント40%、リヤ60%で、トラクションの状態によってリヤに最大85%、フロントに最大65%のトルク配分を行うことが可能だ。

最高級本革やウッドパネルを使ったプレステージ・インテリア
リヤパッセンジャーは左右で別々のコンテンツを楽しめる

またサスペンションには独立式コンピューター制御のエアサスペンションを再設計。スプリングのバネ定数を先代モデルからフロント10%、リヤ13%低減、通常時の乗り心地を向上させている。またサスペンションレバーブッシュも25%以上柔らかくし、路面の振動などをボディに伝わりにくくした。さらにダンパーの油圧見直し、連続可変式ダンピングコントロール(CDC)と連動させて減衰力を急激に上昇させる一方で、低速走行時には非常に柔らかい乗り心地を実現している。

なおこのエアサスペンションは速度によって車高を調整。195km/hでフロント5mm、リヤ10mmダウン、さらに240km/hでフロントが8mm、リヤが13mmダウンする。これによって車両安定性のアップはもちろんのこと、ドラッグを低減し環境性能にも寄与する。

発表会には1964年製 S3コンチネンタル・フライングスパーなどが展示されていた

ベントレー・フライングスパー主要諸元
車両寸法:全長5295mm×全幅1976mm×1488mm
ホイールベース:3065mm
トレッド:F 1643mm R 1642mm
車両重量:2475kg
エンジン:6.0L W12ツインターボ
総排気量:5998cc
最高出力:625PS/6000rpm
最大トルク:800Nm/2000rpm
最高速度:322km/h
トランスミッション:ZF製8速オートマチック(クイックシフト、ブロックシフト、パドルシフト付)
タイヤ:275/35ZR 21
乗車定員:5名
車両本体価格(税込):2280万円

ベントレーモーターズジャパン公式サイト

COTY
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