アウディジャパンは2020年6月30日、TTシリーズの燃料タンクに不具合があるとしてリコールを届け出ました。
この不具合は本国からの情報によるもので、日本の市場では不具合は発生していません。不具合の内容は、該当車の一部に、燃料タンクの製造段階での公差の設定が不適切なため、燃料タンクとボディに取り付けられているブラケットとの隙間が狭いものがあり、前方への衝突事故の時に燃料タンクがブラケットと接触し、結果的に燃料タンクが破損して、最悪の場合、燃料が漏れる恐れがあるというものです。
対策としては、該当する全車両のブラケットに保護カバーを取り付けることになります。
該当車種は、2015年7月から2019年9月までに製造されたTT 2.0T クワトロ 、TT 45T クワトロ、TTS、TT RSの4車種で、合計3654台です。