アウディ 400psの「TTスポーツバック コンセプト」を発表 パリ・モーターショー

アウディ パリ・モーターショー TTスポーツバック コンセプト
フロントマスクを始め、面表現など新たなデザイン表現を採り入れた「TTスポーツバック コンセプト 」

アウディは、パリ・モーターショーで「TT スポーツバック コンセプト」を発表した。このコンセプトカーは、アウディTT独自のデザイン・テイストを継承しながら、新しい伸びやかな造形へと進化させ、エンジンは2.0L TFSIエンジンで400psというハイパワー版を搭載している。

アウディの技術開発担当取締役、ウルリッヒ・ハッケンベルク博士は、「この20年間で、TTによりアウディは自動車のデザインアイコンの一つとなるデザインを作り出しました。それ以降、私たちはスポーティでエレガントな5ドアモデルとしてA5スポーツバックやA7スポーツバックを生み出してきました。そして今回、TTスポーツバック コンセプトではアウディのTTファミリーの1台となりうる新しいモデルを作り上げるため私たちは両方のコンセプトを融合させました」と語っている。

エクステリア、インテリアのデザインはアウディの新たな方向性を示すもので、ディテールも含め、今後の他のモデルにも採用されるはずだ。

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このTTスポーツバック コンセプトは、400psのパワーと7速Sトロニック、クワトロシステムを備え、0-100km/h 加速は3.9秒という驚異的な動力性能を誇る。洗練されたサスペンションと低い重心がダイナミックなハンドリングを実現し、ボディには軽量なアルミコンポーネントがふんだんに使われている。またヘッドライトにはLEDハイビームにレーザースポット技術が組み込まれている。

5ドアのTTスポーツバック コンセプトのボディサイズは全長4.47m、全幅1.89m、全高1.38m、ホイールベースは2.63m。現在のTTと比べ、全長は29cm長く、全幅は6cm幅広く、ホイールベースは12cm長く、高さは3cm低くなっている。

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インテリアのデザインも革新され、「アウディ・バーチャルコクピット」も新採用

ヘッドライトは、セパレーターがついたユニークな新デザインで、レーザー照明技術を採用したハイビームスポットが備わっている。各ヘッドライトは4個のパワフルなダイオードからなるモジュールとなっており、数100m先まで照らす光のビームを作り出す。このレーザースポットは60km/h 以上で作動し、LEDハイビームをサポートする。対向車はカメラで検知し、自動的に照射を避けて眩惑を防ぐようになっている。

リヤのコンビランプもLEDで、R8、A8に採用されているダイナミックターンシグナルが採用されている。ターンシグナルはインジケーターが内側から外側に向かって順に光るようになっている。

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アウディ パリ・モーターショー TTスポーツバック コンセプト
新デザインのヘッドライトはLED+レーザースポットライトの組み合わせ

エレガントなTTスポーツバック コンセプトのインテリアは、従来のインスツルメントパネルやMMIモニターに替わる12.3インチスクリーンを備えた「アウディ・バーチャルコックピット」が装備されている。このスクリーンは最高品質のグラフィックを映し出し、ドライバーは複数のディスプレイレベルを自由に選ぶことができる。

MMIターミナルのロータリープッシュボタンには、スマートフォンと同様に文字やジェスチャーを入力することができるタッチパッドが備り、空調の操作はエアベントの位置へと移動されている。

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TTスポーツバック コンセプトに搭載される2.0TFSIエンジンは、メルセデスAMG A450を上回り、クラストップとなる400ps/6400rpm、450Nm/2400-6000rpmを発生する一方で、燃費は7.0L/100kmとしている。このエンジンはEA888型ファミリーの一員として、吸排気とも連続可変カムタイミング、排気側2段リフト切り替え式、マニホールド噴射/直噴併用式、シリンダーヘッド一体式排気マニホールドなどを備えている。

またピストンはクーリングチャンネル式とし、超高強度鍛造クランク、新開発のシリンダーヘッドと同じく新しい鋳造軽合金クランクケースを採用。過給圧は1.8barとするなどリッター当たり最高のパワーを生み出すにふさわしい高性能エンジンに仕上げられている。

ボディ骨格は横置きエンジン・レイアウトのためMQBコンセプトが採り入れられ、フロント部はすべてスチール製となっている。さらにキャビンのフロア部分は薄板のホットプレス製。そして骨格部、バルクヘッド、ドア、トランクリッドはすべてアルミ製とし、軽量な進化型ハイブリッドASF(アウディ・スペースフレーム)となっている

 

アウディAG公式サイト

COTY
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