アウディ S3&RS3の大幅改良モデルを発売 トルクスプリッターでコーナリングマシンへ

アウディ ジャパンは2025年2月19日、プレミアム・コンパクト・ハッチバック/セダン「A3」シリーズの高性能スポーツモデル「S3」、「RS3」を大幅に改良し発売した。

アウディS3

このS3、RS3は、2024年に大幅改良が行なわれたA3をベースに開発。S3は、エンジン出力の向上、トルクスプリッターの採用などにより、パフォーマンスとハンドリングがより向上している。

エクステリアは、専用のパターンにL字型のデザインエレメントを施したシングルフレームグリル、大型のエアインテークを備えたフロントバンパーデザイン、スポーティなディフューザー、左右4本出しパフォーマンス・エキゾーストシステムを採用。また、ブラックを基調としたインテリアは、パーシャルレザーのスポーツシートが標準装備される。

パワートレインは、最高出力245kW(333ps)、最大トルク420Nm、つまり+17kW(20ps/20Nm)となった2.0 TFSIエンジンを搭載し、7速Sトロニックとクワトロを組み合わせている。さらにRS3にも採用されているトルクスプリッターをS3にも採用しており、リヤアクスル左右のトルク配分をアクティブに自在にコントロールすることにより、アンダーステアを防いで俊敏なコーナリングを実現している。

S3のサスペンションは、標準モデルに比べて10mm低いスポーツ・サスペンションを装備。さらにオプションでダンピングコントロールサスペンションを選ぶことが可能だ。

アウディRS3

ダイナミック性能でシリーズの頂点に位置するRS3のエクステリアは、アウディスポーツ製のマットブラック5Yスポークデザイン・アルミホイール、RS専用デザインの前後バンパーや、新たにダイヤモンドパターンを採用したシングルフレームグリル、フロントフェンダー直後の大型エアアウトレットなどにより、ダイナミックな印象を際だたせている。

また、左右2本出しの楕円形テールパイプに加えて、縦型のサイドリフレクターとリヤディフューザー中央のリフレクターなどにより、個性的なリヤビューを生み出している。

インテリアは、ファイナッパレザーのスポーツシートや、上下をフラットとしたダブルフラットシェイプデザインのステアリングホイール、RSモードに素早く切り替え可能なサテライトスイッチ、RS専用ディスプレイモードを備えたアウディ・バーチャルコックピットプラスなどにより、スポーティさとプレミアム性を高めている。

2.5Lの直列5気筒TFSIエンジンは、独特の点火順序により、アウディ伝統の5気筒エンジンの深みのあるサウンドを生み出している。最高出力は294kW(400ps)、最大トルク500Nmを発揮し、0-100km/h加速はわずか3.8秒(欧州計測値)、最高速度は280km/hに達する。

サスペンションは標準モデルに比べて15mmローダウンしており、改良されたサスペンションコントロールとともに、より高いコーナリング速度を可能にしている。

アウディドライブセレクトは、リヤ外輪に100%のトルクを配分して、ドリフトを容易にする「RSトルクリヤ」と、セミスリックタイヤに対応し、サーキット走行に最適化した「RSパフォーマンス」モードを備えている。

「RSトルクリヤ」ではステアリング操作により、さらに容易にオーバーステアを誘発できるようになっている。なお、このアップデートされたRS 3は、ニュルブルクリンク北コースでコンパクトカークラス最速の7分33.123秒のラップタイムレコードホルダーとなっている。

また、S3、RS 3シリーズは共通して、MMIによりデザインパターンを選択することができるデジタルデイタイムランニングライトを標準装備している。シグネチャーは、スポーティなキャラクターと俊敏な走りを表現したもので、帰宅時のカミングホーム、外出時のリービングホームのライティングにもそれが反映される。

デジタル・デイタイムランニングライトは、マトリクスLEDヘッドライトのハウジング上端に3列に配置された24個のピクセルエレメントを使用して作成され表示される。マトリクスLEDヘッドライトが標準装備されるS3、R 3シリーズのシグネチャーパターンは4種類から選択することができる。

価格

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