アウディ スーパースポーツ モデル「RS3スポーツバック/セダン」を発表【動画】

アウディ ジャパンは2021年11月27日、プレミアムコンパクト ハッチバック「A3シリーズ」のハイパフォーマンスモデル「RS3スポーツバック」とプレミアムコンパクト セダン「RS3セダン」を2022年4月下旬から発売すると発表した。

「RS3スポーツバック1st edition」とアウディジャパン社長のマティアス・シェーパース氏。導入記念50台限定でオンラインのみでの販売をする

新型「RS3スポーツバック」、「RS3セダン」は2017年以来、4年振りのフルモデルチェンジとなる。新型RS3の基本コンセプトは、日常ユースでも快適なプレミアム スポーツカーであり、公道でもサーキットでも高いレベルのパフォーマンスとドライビングプレジャーを訴求している。

RS3スポーツバック

もちろんこのRS3シリーズは、アウディのレーシングモデルや高性能モデルを専門とするアウディスポーツ社で開発、生産が行なわれており、レース直系のハイパフォーマンスを備えている。

RS3セダン

搭載エンジンは、9年連続で「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」部門賞を受賞しているRS3専用のオールアルミ製2.5L直列5気筒TFSIガソリン直噴ターボエンジンを搭載。最高出力400ps、最大トルクは先代比で20Nmアップの500Nmを発生する。

そして7速Sトロニック(DCT)トランスミッションとクワトロ システムを組み合わせている。このクワトロ システムは、コンパクトで軽量な電子油圧制御式の多板クラッチを採用し、前後アクスルにトルクを可変配分することで、大パワーを確実に路面へ伝達し優れた高速安定性と操縦安定性を実現している。

今回のフルモデルチェンジで、アウディとして初めてクワトロ システムにRSトルクスプリッターを採用している。リアアクスルに組み合わされるこの左右輪駆動トルク配分機構は、左右のリヤホイール間で駆動トルクを可変配分を行なう。

左右のドライブシャフトは電子制御式の湿式多板クラッチを備えており、走行状態に応じてシステムはコーナー外側の後輪のトルクを増加させるアクティブ トルク配分システムだ。

これにより、コーナリング中はリヤの外輪により多くのトルクを配分することでアンダーステアを解消。一方、直進時にはリヤの左右ホイールに均等にトルクを配分。さらに巡航する場面では、リヤの2つのクラッチを開放することでフロントアクスルのみにトルクを伝え、燃料消費を低減させることができる。

ドライブセレクトは、従来のコンフォート、オート、ダイナミック、インディビジュアル、エフィシェンシーの各モードに加えて、RSトルクスプリッターの採用により、リヤアクスルに配分されるトルクをリヤ外輪に100%配分。ドリフトを容易にする「RS トルクリヤ」と、セミスリックタイヤに対応しサーキット走行に適した「RSパフォーマンス」が追加されている。

このモードでは、トルクスプリッターがアンダーステアおよびオーバーステアを最小限に抑制する特性となり、狙った走行ラインを外すことなく、ダイナミックでスポーティな走りを実現する。

動力性能は0-100km/hの加速タイムは3.8秒。車両開発のメイン舞台であるニュルブルクリンク北コースのラップレコードは、コンパクトクラス最速の7分40秒748を記録している。

標準装備のRSスポーツ サスペンションは、RS3専用に新開発されたダンパーとバルブシステムを装着。このバルブシステムにより、ダンパーは伸び側、縮み側ともに従来モデル以上に良好なレスポンスで、減衰力を変化させることができる。

さらにオプションでRSダンピングコントロールサスペンションも用意されている。このシステムは、運転状況やドライブセレクトで選択されたモードに合わせて、4本のダンパーを連続的かつ個別に調整でき、これまで以上に幅広い可変幅を持っており、快適名ドライビングからスポーツ走行まで高いレベルでバランスさせることができる。

新型RS3のデザインは、先代モデルよりもさらにダイナミックでエモーショナルさを強調。フロントには、ワイドなRSバンパーを装着し、シングルフレームにはハイグロス ブラックのハニカムグリルを組み合わせている。

フラットなウェッジシェイプLEDヘッドライトと、LEDリヤコンビネーション ダイナミックターンインディケーターを標準装備。フロントホイールアーチ後方には、新たなデザイン エレメントとして、エアアウトレットを新設。

フロントトレッドは、先代モデルと比較して約30mm拡大。スポーツバックではリヤトレッドも約10mmワイドになっている。サイドにはハイグロス ブラックのロワサイドシルを配し、大きく張り出したホイールアーチとともに新型RS3のボディにアクセントを与えている。リヤは、RS専用リヤバンパーにディフューザーと2つの大きなクロームの楕円形テールパイプが統合されている。

インテリアもスポーツ性を強調する数多くのRS専用コンポーネントを装着。12.3インチ ディスプレイを備えたアウディ バーチャルコクピット プラスを標準装備。RS専用のシフトインジケーター(マニュアルモードで作動)は、グリーン、イエロー、レッドと色を変えながら、まさにレーシングカーのように点滅して、理想的なシフトアップタイミングをドライバーに表示する。

10.1インチタッチディスプレイには、クーラント温度、エンジン温度、トランスミッションオイル温度、Gメーターなどが表示される。RSモードボタンを配置した3スポークのRSスポーツマルチファンクション レザーステアリングをはじめ、カーボンアトラスのデコラティブパネルやRSロゴのエンボス加工が施されたRSスポーツシートなどを標準装備している。

価格

50台の限定モデル「RS3スポーツバック1st edition」

新型RS3の導入を記念して、50台の限定モデ「RS3スポーツバック1st edition」を、アウディ ジャパン初のオンラインのみでの予約販売を行なう。この限定モデルはRS3スポーツバックをベースとし、エクステリアにはマトリクスLEDヘッドライト/ダイナミックターンインディケーター(フロント/リヤ)、ブラックスタイリング パッケージ、カラードブレーキキャリパー(レッド)、パノラマサンルーフ、プライバシーガラス、カーボンエンジンカバーを装備。

インテリアでは、アクセントサーフェスマットカーボンアトラス、ファイン ナッパレザー/ハニカムステッチ、ドライバーズシート/エクステリアミラーメモリー機能、リヤシートUSB、バング&オルフセン3Dサウンドシステムを搭載。

さらにRSスポーツエキゾーストシステム、RSダンピングコントロールサスペンションといった機能装備に加えて、特別装備として、5スポークYデザインブラックグラフィックプリント19インチホイール、RSデザインパッケージ エクステンデッドレッド、3ゾーンオートマチックコンを備え、ボディカラーは、カタログモデルには設定のないメタリックカラーのケモラグレーを採用している。

この限定モデルのオンライン限定予約は、11月27日5時から12月13日10時までの期間中、アウディジャパン公式ウェブサイトで応募申し込みを受付、抽選により予約の権利を持つ方を決定。最初の抽選は12月15日に行ない、当選者にはEメールで通知される。

なおこの限定モデルの価格は907万円(税込み)

「RS3スポーツバック1st edition」申し込みサイト:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/special_offer/limited_edition/rs3_sportback_1st_edition.html

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