2世代目のR8スパイダーは2017年7月上旬に発売

アウディ ジャパン株式会社はフラッグシップスポーツモデルのAudi R8のオープントップモデルであるAudi R8 Spyderをフルモデルチェンジし、2017年3月28日より受注開始すると発表した。発売は7月上旬より、全国のAudi Sport店(25店舗、現時点)を通じて行なう予定。

新型AUDI R8 Spyder
新型AUDI R8 Spyder

この新型R8スパイダーは、クーペと同様にボディサイドのエアインテーク部にサイドブレードを装着することで、ミッドシップ スポーツであることをアピールしている。フロントには左右それぞれに37個ものLEDを備えたLEDマトリックスヘッドライトを標準装備。LEDリヤコンビネーションライトの間にハニカムグリルを装着することでクーペとは異なる表情を演出している。フレームにはアルミとカーボンファーバー強化プラスチック(CFRP)を組み合わせた総重量208kgの新世代のアウディ スペース フレーム(ASF)を採用することで、ねじれ剛性は先代モデルとの比較で50%向上している。

エアインテーク部のサイドブレード
ハニカムグリルはアウディスポーツをひと目で意識させるもの

油圧電動式ソフトトップは遮音性に優れたクロス製で、フレームにはアルミニウムと鋳造マグネシウムを採用、トップコンパートメントカバーはCFRP製となっていて、重量は約44 kg。これは軽量化とともに、低重心化にも貢献している。このソフトトップの開閉に要する時間は約20秒。50km/h以下であれば走行中の操作も可能ということだ。

電動ソフトトップは遮音性も考慮した素材を採用

搭載されているエンジンは、最高出力540PSを発揮する自然吸気V10 5.2L。トランスミッションは7速Sトロニックで駆動方式はquattroフルタイム4WDシステムとなっている。この4WDシステムは電動油圧多板クラッチをによって駆動トルクを自動で分配するようになっていて、極限の状況では前輪または後輪へ、100%のトルクを伝達することも可能。また低負荷時にはエンジンの片バンクを休止させる、シリンダー・オンデマンド(COD)も採用されていて、アクセルペダルをオフにしたときにはエンジンを駆動系から切り離すコースティングモードと合わせて、高い燃費性能も実現している。

インテリアはモノポストデザインで各操作がドライバー中心に設計され、メーターパネル内に設置された12.3インチのTFTディスプレイに、スピードメーターやタコメーターだけでなく、ナビゲーション システムを始めとする様々な情報を表示できる、アウディ バーチャルコックピットを標準装備している。

スパルタンな印象だが、バーチャルコックピットでさまざまな情報を確認できる

ちなみにこの新型R8スパイダーは、アウディのネッカーズルム工場近くに新設された、ベーリンガーホフ専用工場で手作りされている。

■価格

COTY
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