アウディ 世界限定車R8 LMXを日本で希少販売

アウディ  限定車  R8 LMX

2014年10月7日、アウディ・ジャパンは、レーザーハイビームを搭載した世界限定車「R8 LMX」を限定導入することを発表した。この特別限定車は10月11日~12日に開催されるWEC第5戦の富士スピードウェイで日本プレミア展示が行なわれる、日本での納車開始は2014年10月中旬以降となる。

限定販売されるR8 LMXは世界で99台という希少車で、日本においてはわずか6台の販売となる。R8LMXが採用しているのはハイビームにレーザースポットライトを組み合わせたもので、これは照射距離を大幅に広げるもの。R8 LMXのようなスーパーカーにとって理想的なライトなのだ。

LEDライトとレーザーハイビームの組み合わせは、2014年6月に行われたル・マン24時間耐久レースで、LMP1マシンのアウディ R18 e-tronクワトロに初めて採用され、アウディは生産車に搭載する新技術をレースでテストしていくという伝統を常に実践していた。かつてない照射範囲、照射距離はレースドライバーにとって大きなアドバンテージとなり、夜間走行においてアウディの勝利の重要な要素となった。そのレーザーヘッドライトがR8 LMXにも搭載されたわけだ。

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アウディ  限定車  R8 LMX

新しいレーザーハイビームは、ヘッドライトに組み込まれたレーザーモジュールが、オールLEDヘッドライトの2倍の範囲で照射する。各モジュールは4つのハイパワー レーザーダイオードからなり、直径わずか300ミクロンのレーザーダイオードが、450ナノメートルの波長の青いレーザービームを発生。蛍光体コンバーターがこれを路面照射に適した色温度、5500ケルビンの白色灯に変換する。これは人間の目にとって理想的なもので、ドライバーが明暗のコントラストを認識しやすく、疲れを軽減できるものだ。

60km/h以上で稼働するレーザースポットライトがLEDハイビームを補完し、視認性と安全性を向上させる。そして、インテリジェント・センサー用カメラが他の走行車両を認識し、これらに照射しないよう自動的にライトパターンを制御するようになっている。

R8のエンジンは高回転型でミッドシップマウント。ダブルウィッシュボーンサスペンション、ASF(アウディ スペース フレーム)アルミニウムボディなど、まさにレースからフィードバックされた技術を搭載しているモデルだ。そのル・マン・エディションとなるR8 LMXは世界99台限定生産で570ps/540Nmを発生する。V10型エンジンにより、0-100km/hは3.4秒、最高速度は320km/hで、100kmあたりの平均燃費は12.9L(1kmあたりのCO2排出量は299g)。

アウディ  限定車  R8 LMX

R8 LMXは特別色のマコウブルークリスタルエフェクトにカラーリングされ、リヤにはダウンフォースを向上させるスポイラーを装着。サイドのフリック、エンジンカバーやサイドミラー、サイドブレード、リヤウィングとディフューザーはカーボン仕様。内装は黒にブルーのアクセントを施している。バケットシートは黒をベースにセパンブルーのダイヤモンドパターンステッチを施したファイン・ナッパレザー仕様としている。そしてセンターコンソールやパーキングレバー、ドアインレイやコックピット周りにはマットカーボンを使用。ドライバー側にはシリアルナンバー入りのスカッフプレートが貼られている。

モデル:R8 LMX
エンジン:V型10気筒DOHC 5.2L 570ps/540Nm
駆動方式:quattro
ハンドル:左
トランスミッション:7速Sトロニック

アウディ R8 LMX 価格

アウディ・ジャパン公式サイト

COTY
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