アウディ フルサイズのEVクーペSUV「SQ8 Sportback e-tron」を発売。急速充電器のアップデートも完了

アウディ ジャパンは2023年12月20日、フルサイズのEVクーペSUV「SQ8 Sportback e-tron」を発売した。

SQ8 Sportback e-tronは、より高性能なパワーユニットとクワトロ・システムにり、ダイナミックな走りを実現するQ8 e-tronのスポーツグレード「Sモデル」だ。

フロント1基、リヤ2基、合計3基の電気モーターを搭載し、力強くしなやかな走行性能を実現。最高出力503ps(370kW)、最大トルク973Nmを発生。0-100km/h加速はわずか4.5秒だ。

フロントモーターの出力は最高157kW、2基のリヤモーターはそれぞれ最高138kWの出力で、通常走行時はリヤモーターのみが作動して、素早い加速が必要な場面や滑りやすい路面状況ではフロントモーターのトルクが加わるシステムだ。また、リヤモーターは左右独立して制御が可能で、コーナリング時には左右輪のトルクを可変制御することで旋回性能を向上させる「電動トルクベクタリング機構」を搭載している。

バッテリーの総電力量114kWh(先代比 +19kWh:正味エネルギー容量106kWh)により、余裕ある一充電走行距離482km (先代比 +67 km:WLTCモード)を達成。CHAdeMO規格の150kW急速充電に対応し、短時間で大容量の充電が可能となっている。

エクステリアは、標準モデルよりホイールアーチを拡大し、Sモデル専用デザインの前後バンパーや5Vスポークデザインの20インチ・アルミホイールなどの採用によりダイナミックさを強調。また、シルバーのフロントバンパーリップ、シングルフレーム、ドアインサート、ディフューザー、ミラーハウジングがSモデルならではのスポーティな仕上げとなっている。

インテリアは精悍なブラックを基調とし、ダイヤモンドステッチを施したSロゴ付きバルコナレザースポーツシート、マットブラッシュトアルミニウム ダークのデコラティブパネル、S専用ビューを備えたバーチャルコックピットプラスほか、Bang & Olufsen 3Dサウンドシステム(16スピーカー)、パワークロージングドアなどを標準採用している。

価格

■ アウディe-tron店の急速充電器86基を150kWにアップグレード
アウディ、ポルシェ、フォルクスワーゲン ジャパンと共同で推進している「プレミアム チャージング アライアンス(PCA)」として、3ブランドのEV(電気自動車)モデルのオーナー向けに提供する充電サービスは、2022年8月から導入を始めていたCHAdeMO規格の150kW急速充電器「アウディ ウルトラ チャージャー」のソフトウェアのアップグレードを完了し、150kWの本格的な稼働が可能となっている。

同様にポルシェでも、急速充電器「ポルシェ ターボチャージャー」の150kWへの移行が完了しており、合計163基で150kW急速充電器の運用を開始した。PCA加盟ブランドのEV、e-tron、 タイカン、ID.4をより短時間で充電することができ、ユーザーの利便性が高まっている。なお、アウディは、2024年上半期までにe-tron店に設置のすべての充電器を、150kW急速充電器にする予定だ。

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COTY
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