アウディ ジャパンは2023年7月29日、フルサイズの高性能SUV「SQ7」、「SQ8」を発表した。発売は2023年秋以降の予定。
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Q7 / Q8は、大都会から大自然まで、あらゆるシーンに存在感を放つSUVモデルのQシリーズの頂点で、フルサイズの高性能SUVだ。
2006年に日本でデビューした初代Q7は、スポーツ性とラグジュアリー性を高次元で融合するとともに、7人乗り3列シートを採用。2016年に2世代目へのフルモデルチェンジをしている。一方Q8は、よりスポーティでラグジュアリーさを追求し新たに開発した、クーペスタイルのSUVモデルで、日本では2019年にデビューした。
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この2車種のフルサイズSUVに、高性能なスポーツグレードのSモデルが日本初登場となった。SQ7 / SQ8は、ともに高性能なスペックに加え、エクステリアデザインはS専用ラジエーターグリルやフロントバンパー、左右4本出しのテールパイプを採用し、ダイナミックなデザインとなっている。
SQ7 / SQ8は両モデルともに、V型8気筒4.0Lツインターボエンジンの4.0TFSIを搭載している。最高出力507ps、最大トルク770Nmを発生し、0-100km/h 加速は4.1秒という駿足。その一方で、エンジンの低負荷時に8気筒のシリンダーのうち4つのシリンダーを休止させるシリンダーオンデマンド(cod) と、8速ティプトロニックを組み合わせることにより、高性能と高効率をバランスよく両立させている。駆動方式はもちろんクワトロ4輪駆動だ。
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SQ7は、21インチ 5スポークブレードデザインのアウディスポーツ製アルミホイールを、SQ8には22 インチ 5Y スポークデザインのアルミホイールを標準装着。両モデルともに、縦2本バーを強調したS専用ラジエターグリルやブレードが際立つ専用フロントバンパー、さらに左右4本出しのテールパイプを採用。
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インテリアはSのロゴが記された上質な肌触りを特徴とする環境負荷の低い人工皮革ダイナミカとレザーを組み合わせたスポーツシートやブラックのヘッドライニング、S専用ビューを備えたアウディ・バーチャルコックピットを採用している。
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両モデルともに、オールホイールステアリング(4輪操舵)を標準装備。オールホイールステアリングは、低速では前輪と後輪を逆向きに切ることで回転半径が縮小して取り回しを向上させる一方、高速では前輪と後輪を同じ向きに切ることで安定感のあるハンドリングを実現している。
さらに、よりスポーティなチューニングを施したSアダプティブ・エアサスペンションにより、あらゆる路面状況で快適性とダイナミックな走りを両立。また、オプションで、後輪左右にかかる駆動力の配分を、路面状況に合わせて最適になるように常時変化させるリヤスポーツ・デファレンシャルと電子制御でコーナリング時のロールを抑制するアクティブスタビライザーもラインアップしている。
価格
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