アウディ ジャパンは2021年2月8日、マイナーチェンジを受けたプレミアム ミッドサイズSUVのQ5シリーズ(Q5/SQ5)を3月8日から発売すると発表しました。
現行モデルのミッドサイズSUV「Q5」シリーズは2017年にデビューし、4年ぶりに大幅なマイナーチェンジを行ないました。
エクステリアとインテリア
エクステリアデザインは、最新のデザイン手法により大幅にアップデートしました。アウディのSUV「Q」シリーズ共通のデザイン言語をさらに進化させ、パワー、タフさ、安全性を力強く表現しています。
8角形のシングルフレームは、よりフラットで幅広い形状に変更され、開口部を広げたサイドインテークには、台形をモチーフにしたデザインを採用しています。LEDヘッドランプの上部には、新しいライトシグネチャーを備えたデイタイムランニングライトが組み込まれています。
サイドビューはデザインが見直されたシルインサートにより、より軽快な印象とし、リヤエンドは、リヤライトや、左右のライトクラスターを繋ぐ新しいトリムエレメントを採用しています。
また今回のマイナーチェンジによりグレード構成をアドバンスド/S lineの2グレードに再編成。アドバンスドはQ8が採用しているグリッド形状のグリルにマットアルミルックの垂直ラインを採用。
S lineはよりスポーティなハニカムメッシュグリルとなり、前後のLEDライトにはダイナミックインジケーターを内蔵し、Sルーフスポイラーを装備しています。さらにアドバンスドには、S lineの要素を加え、より魅力を高めるプラス パッケージを、また全車にアウディ エクスクルーシブによるブラックスタイリング パッケージをオプション設定しています。
インテリア、装備では最新のインフォテインメントシステムMIB3を初採用。10.1インチにサイズアップしたセンタースクリーンはタッチパネル式となり操作性を向上させ、よりシンプルでクリーンなコックピットデザインを実現。
また「ヘイ、アウディ」と呼びかけると音声入力が開始され、自然言葉によって目的地の入力やエアコンの温度設定などが可能になっています。ネットワーク接続は物理的なSIMカードではなく、eSIMを用いて行なわれます。
また、アドバンスドには、ドアアームレストやセンターコンソールにアーティフィシャルレザーを用い、リヤシートヒーターなどを採用したラグジュアリーパッケージが設定されています。
パワートレーンも進化
新型Q5はパワートレインも新しくなっています。45TFSIクワトロは、2.0Lの直列4気筒直噴ターボエンジンを、40TDIクワトロは2.0Lの直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジンを搭載し、それぞれのパワーユニットはベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と12Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を新採用しています。
AWDクラッチ付のクワトロ(4輪駆動)システムを採用し、7速Sトロニックトランスミッションと組み合わされています。システムが4WD走行を不要と判断したときには、AWDクラッチによりプロペラシャフトとリヤデファレンシャル内のデカップリングクラッチによりリヤのドライブシャフトへの駆動力をカットすることで、前輪のみにトルクを配分。
さらにコースティング(惰力走行)時にはエンジンを完全停止するなど、燃料消費量を抑制することができるようになっています。
SQ5
Q5シリーズの高性能バージョンであるSQ5は、アルミニウムルックインサートを加えたSモデル専用のハニカムメッシュのシングルフレームグリルを採用。新装備のマトリクスOLEDリヤライトを標準装備しています。
シート素材はダイナミカ/レザーのコンビネーション表皮が標準装備で、オプションのレザーパッケージを選択すると、ダイヤモンドステッチ付きのレザーシートに。また今回から左ハンドル仕様も選択が可能となっています。
SQ5のパワートレーンは、最高出力354ps、最大トルク500Nmを発揮する3.0LのV6ターボエンジンに8速ティプトロニックが組み合わされます。機械式センターデファレンシャルを搭載するクワトロ システムと、ダンピングコントロールSスポーツサスペンションにより、ダイナミックなハンドリング性能、上質な走りを楽しむことができます。ホイールは5ツインスポークデザインの20インチアルミホイールを標準装着。さらにオプションで21インチホイールも選択が可能となってます。
エクステリアカラーはSQ5、S line専用色としてクワンタムグレーとウルトラブルーメタリック、ディストリクトグリーンメタリックが新規設定されています。