【アウディ】全高をおさえたシルエットが美しい 「Q3スポーツバック」がデビュー

アウディは2025年8月25日、インゴルシュタット本社で3代目となるプレミアム・コンパクトSUV「Q3スポーツバック」を発表した。なお、標準モデルの「Q3 SUV」は2025年6月に発表済みで、これで新型Q3シリーズが勢揃いしたことになる。

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Q3スポーツバックのボディサイズは、全長4531mm、全幅1859mm、全高1560mm、ホイールベース2681mmで、MQB evoプラットフォームを採用している。ボディは標準タイプより全高を低めたスポーティなスタイルになっている。

ヘッドライトは、デジタルマトリックスLEDヘッドライトが搭載されており、このモデルからマイクロLEDモジュールが採用されている。このマイクロLED技術の採用により、照射性能が大きく向上し、路上での強いコントラストが確保される。

さらに、照明を変化させるライトガイダンス機能とドライバーアシスタンス機能との連動性はこれまで以上に強化されており、道路上にシンボルを投影することも可能。

LED技術を用いたデジタル・デイタイムランニングライトは、片側につき23個のセグメントで構成されており、車両に個性的なライトシグネチャーを生み出し、道路上でひと目でQ3と認識することができる。

サイドビューは、ヘッドライトとリヤライトの間にある水平のショルダーラインが、車両を視覚的に2つの部分に分けており、特別な光の反射効果を生み出している。Aピラーから後方に向かって下がるルーフラインは標準モデルのQ3 SUVより29mm低く、これによりさらにスポーティで、ダイナミックさを感じさせるシルエットとしている。

リヤは、オプションのデジタルOLEDリヤライトで飾られ、連続したLEDライトストリップとイルミネーション付きリングが組み合わされている。この先進的なライティングテクノロジーは、アウディのコンパクトセグメントとしては初めて採用されている。

インテリアは、新しいステアリングホイール・コントロールユニットを採用した結果、センターコンソールにおいてより多くの収納スペースを確保し、新しいユーザーエクスペリエンスと、より質感の高い空間を生み出している。

新しいステアリングホイール・コントロールユニットでは、2つの新しいステアリングコラムレバーを初採用した。右側のレバーはシフトセレクターとして、左側のレバーはライト機能、ワイパー操作用のスイッチとして機能する。

さらにコンパクトセグメントで初めて、室内音響に優れ特に高速走行の際に静粛性を向上させるアコースティックガラスをフロント・サイドウィンドウにオプション設定した。

トランク容量は488Lで、シートベンチを折りたたむと、収納スペースは最大1289Lと従来モデルよりやや縮小されているが、十分な実用性を備えている。リヤシートは前後にスライドが可能で、角度調整も可能となっている。

Q3スポーツバックのエントリーモデルは、最高出力110kW(150ps)を発揮する1.5 TFSIターボで、マイルドハイブリッドを採用した4気筒ガソリンエンジンだ。2.0 TFSIターボも設定され、150kW(204ps)と195kW(265ps)の2仕様がラインアップされている。ディーゼルの2.0 TDIエンジンは最高出力110kW(150ps)を発揮する。

PHEVモデルのQ3スポーツバック e-hybrid は、システム総出力200kW(272ps)を発生。急速充電は最大50kWでの充電が可能。搭載されているバッテリーは総容量25.7 kWh(正味容量19.7 kWh)で、Q3スポーツバック e-hybridのEV走行距離は最大118kmとなっている。

サスペンションは、スポーツサスペンションと2バルブ・ダンパーコントロール付きサスペンションがオプションで用意され、より快適、あるいはよりスポーティなドライビングを楽しむことができる。

運転支援システムは、アダプティブドライビングアシスタンス・プラスを採用。より安全性を高めるために、室内カメラよるドライバーモニターも装備している。さらに学習型パーキングアシストによって、個別の駐車場を記憶し、新たにリバースアシストにより、袋小路からの後退を確実に支援できるようになっている。

新型Q3 SUVはヨーロッパでは10月に発売予定で、すでに受注を開始しているが、Q3スポーツバック TFSI(110kW)は11月に発売される予定となっている。

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