アウディ ジャパンは2022年5月17日、プレミアムコンパクトSUV、Q2シリーズにTDIモデルを追加し、同時に装備、仕様を一部変更し発売した。
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Q2シリーズは、アウディのQシリーズの中で最もコンパクトで、個性的でコントラストの効いた内外装のデザインが特長だ。ボディサイズは全長4.2m、全幅1.8m、全高1.53mのBセグメント・サイズで、都市部の機械式立体駐車場に入庫可能なボディサイズながら、ワンサイズ上のクラスに匹敵する快適性とユーティリティ性能を兼ね備えたプレミアムコンパクトSUVモデル。昨年、デビュー以来、初の大幅な刷新を行ない、商品力を増している。
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TDIモデルも今回のアップデートにより、ボンネットの先端に、往年の「アウディ スポーツ クワトロ」のイメージを受け継ぐ3分割スリットを追加。また従来より薄くなった8角形のシングルフレームグリルを採用し、よりシャープなデザインのLEDヘッドライト、開口部を拡大したフロントバンパー、5角形のモチーフを取り入れた力強い印象のリヤバンパーなどを新たに装備している。
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大きなルーフスポイラーに加えて、新デザインのリヤディフューザーなど、リヤビューも刷新され、これまで以上にスポーティで存在感のあるデザインとなっている。
また新たに、グレードの違いによる個性を際立たせるため、アドバンスドではアンダーガードはシルバーで、ホイールアーチ・エクステンションやサイドシルなどはコントラストペイントとしている。またSラインでは、それらをすべてボディ同色処理にしている。さらにSラインは、マトリクスLEDヘッドライト、ダイナミックターンインディケーターを新たにオプション設定している。
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TDIモデルのインテリアも、アップデートによりエアベントやシフトレバーのデザインを変更。水平基調のダッシュボードと宙に浮かぶようなセンタークラスター、円形の4つのエアベントがスタイリッシュかつモダンな雰囲気を演出。高いクオリティと細部へのこだわりにより、クラスを超えたより洗練されたコックピット・デザインとなっている。
メーターパネル内には、12.3インチ液晶ディスプレイのアウディバーチャルコックピットを採用。MMIナビゲーションシステムやAudi connect、アウディスマートフォンインターフェイスなど利便性の高いインフォテインメントシステムをオプションで選択可能となっている。
また運転支援システムとして、プレセンスフロントを全モデル標準装備。そのほか、従来のアダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンアシストを統合したアダプティブクルーズアシスト、サイドアシスト、プレセンスベーシック、ハイビームアシストを、コンビニエンス&アシスタンスパッケージ(ナビゲーションパッケージ選択必須)としてオプション設定している。
今回のTDIモデル追加によりQ2ファミリーのパワートレインは、クリーンディーゼルエンジンTDIとガソリンエンジンTFSIの2種類となり、両エンジンともに高効率な7速Sトロニックトランスミッションを組み合わせたFFモデルとなっている。
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クリーンディーゼル2.0 TDIエンジンは、最高出力150ps、最大トルク340Nmを発生。コモンレール式燃料噴射システムをはじめ、排ガス中のPM(粒子状物質)を吸着するために DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)や、尿素を用いる SCR(選択触媒還元)システムを採用し、厳しい日本の排ガス規制をクリアしながら、17.8km/L(WLTCモード)の低燃費を達成している。
一方、ガソリン1.5 TFSIエンジンは、高圧の直噴システムなどにより、最高出力150ps、最大トルク250Nmを発生。エンジンが低負荷の際には2気筒となる気筒休止システムのシリンダーオンデマンド(cod)を採用し15.8km/L(WLTCモード)低燃費を実現している。
価格
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