アウディ 5気筒 2.5 TFSIが8年連続でエンジンオブザイヤーを受賞

2017年6月21日、その年の最も優れたエンジンを決める「インターナショナル エンジン オブ ザ イヤー」が開催され、アウディの2.5 TFSIエンジンが2.0〜2.5Lのカテゴリーで、8年連続の受賞を果たした。アウディ全体では13回目の受賞となる。

アウディ 5気筒 2.5 TFSIが8年連続でエンジンオブザイヤーを受賞

アウディ 2.5 TFSIエンジン

アウディにとって5気筒エンジンは、1980年に登場した2.2L 5気筒エンジンを搭載した初代アウディ・クワトロ用以来、同社の高出力スポーツ・エンジンのイメージリーダーと位置づけられている。

1981年以降のラリー・クワトロではクワトロ社が特別に開発した高出力ターボエンジンを搭載。1985〜1986年シーズンには450ps、1987年シーズンには600psを達成した。

2016年に登場したCZG型は、それまで使用していた鋳鉄製シリンダーブロックからアルミ合金製に進化し、ユーロ6に対応し、欧州複合モードの燃費8.5〜8.2L/100km、CO2排出量194〜187g/kmを達成している。

エンジンオブザイヤーの審査員は、5気筒エンジンの2.5L/400psという卓越したパフォーマンスだけではなく、そのユニークなエンジンサウンドも評価した。その特徴的なサウンドは、1980年代のグループBラリーカーを想起させる。最新の5気筒エンジンはアルミ合金製を採用し、先代ユニットと比較して重量が26kg削減され、これにより、前輪アクスル荷重配分をさらに最適化できハンドリングの向上にも役立っている。

現在、このCZG型エンジンはアウディTT RS クーペRS、アウディTT RS ロードスターRS、アウディRS 3セダン、アウディRS 3スポーツバックに搭載されている。最高出力400hp、最大トルク400Nmを発生し、RS 3 スポーツバックは、0〜100km加速は4.1秒で各モデルの最高速度は250km/hでリミッターが効くが、オプションで280km/hに引き上げることができる。

詳細解説:アウディ5気筒エンジンの歴史

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