
2015年5月12日、アウディ・ジャパンはA1、A1スポーツバックの装備、仕様を一部変更し、6月18日から発売すると発表した。エントリーモデルは250万円を切る価格設定を行なっている。

A1は2011年に、A1スポーツバックは2012年に発売され、4年目を迎えて改良を受けることになった。今回の最大のトピックは、A1、A1スポーツバックに直列3気筒・直噴ターボの1.0 TFSIエンジンを追加したことだ。アウディとして初となるこの3気筒エンジンは、最高出力95ps、最大トルク160Nmを発揮し、JC08モード燃費はアウディとして過去最高の 22.9km/Lを達成。このエンジンはヨーロッパでも2015年2月から新設定されている。
また、昨年より導入した気筒休止システム「シリンダー オン デマンド(Cylinder on Demand)」を備えた1.4 TFSIエンジンは出力を140psから150psへと向上。1.0L、1.4L TFSIともに7速Sトロニックを組み合わせ、新燃費基準である2020年度燃費基準を達成し、エコカー減税対象車となっている。
エクステリアはヘッドライト、LEDテールランプ、前後バンパー、ワイドになったシングルフレームグリルなどデザイン変更を行ない、全長が20mm長くなっている。インテリアはアルミニウムルックやハイグロスブラックの装飾を増やし一段と上質さを向上した。また電動パワーステアリングを新たに採用している。さらに1.4TFSI Cylinder on Demand には、アウディドライブセレクトを標準装備した。安全面では、衝突のあとに自動的にブレーキをかけて二次衝突の危険を防ぐマルチコリジョンブレーキを新採用している。
新たなグレードとしてスポーツシートやスポーツサスペンションなどを備えた「Sport」を新設定。これ以外にA1シリーズならではのコントラストルーフやS lineスポーツパッケージなどのオプションを設定している。
■限定モデル A1/A1 Sportback 1st edition
新型A1、A1スポーツバックの導入記念モデルとして、A1 1.0TFSI Sport、A1 Sportback 1.0TFSI Sportをベースに、S lineエクステリアを含めたパッケージオプションを標準装着し、魅力的な価格にて提供するA1/A1 Sportback 1st editionを全国345台の限定モデルとして、6月18日から発売する。

特別装備としてS lineエクステリア(S lineフロント、リヤバンパー、サイドスカート、ルーフスポイラー)とS lineエンブレム、ドアシルトリムをはじめ、パドルシフト付の3スポークレザーマルチファンクションステアリングホイールを装備。さらにナビキセノンプラスパッケージ(MMI 3G+ナビゲーションプラス、バイキセノンヘッドライト、自動ヘッドライトレンジコントロール、ヘッドライトウォッシャー)、ボディ同色ドアミラーなどを標準装備している。
限定モデルのボディカラーはミトスブラックメタリック、グレイシアホワイトメタリック、ミサノレッドパールエフェクトの3色の設定で、A1 1st editionが115台、A1 Sportback 1st editionが230台、合計345台の限定となっている。