アウディ 2023年のカスタマーレーシング体制を発表

アウディ ジャパンは2023年3月15日、2023年度のスーパーGT、スーパー耐久シリーズ、TCRジャパンに参戦するアウディスポーツ カスタマーレーシングの4チーム4台の体制を発表した。これらのアウディ・レースカーを年間を通じレースウィークのサーキットで部品供給のサポートを行なうことになる。

アウディ ジャパンは、スーパーGT GT300クラスにAudi R8 LMSで参戦する1チーム1台、スーパー耐久シリーズST-Zクラスに R8 LMS GT4で参戦する2チーム2台、TCRジャパンシリーズにRS 3 LMSで参戦する1チーム1台の合計4チーム4台のカスタマーチームをサポートする。また2023年度アウディ ジャパンは、初めてフォルクスワーゲングループ内ブランド CUPRA(クプラ)のCUPRA Leon Competicion 1台の部品供給もサポートする。

■ スーパーGT GT300クラス
2023年度に参戦するマシンは、第2世代のR8 LMS GT3 evo Ⅱだ。これまでGT500やスーパーフォーミュラで活躍してきたTeam LeMansが、今年度新たにDOBOT Audi R8 LMSにより、Aドライバー:片山 義章、Bドライバー:ロベルト メリ ムンタン、Cドライバー: 神 晴也の新体制でGT300クラスに参戦する。

■ スーパー耐久(ST-Z:GT4)
ST-Zクラスは、GT3とTCRの間を埋めるGT4マシンによって争われる。R8 LMS GT4は、市販モデルR8 Coupeと60%以上の構成部品を共有しており、速さはもちろん安全性、耐久性、整備性が高く、コストパフォーマンスに優れている。

今シーズンの ST-Zクラスには、新たにスーパー耐久での経験も豊富で好成績を収めてきたTechno Firstと、かつてR8 LMSでスーパーGT GT300クラスに10年連続参戦、3回の優勝を誇るAudi Team Hitotsuyamaが2022年に引き続きR8 LMS GT4で参戦する。

■ TCRジャパン(TCR)
TCRシリーズは、4ドアまたは 5ドアで、2.0L以下のターボ・エンジンを搭載した前輪駆動モデルによるレースだ。2023年は国内で5戦が予定されている。RS 3 LMSで参戦するのは、昨年シリーズチャンピオンをはじめ、2年連続4つの賞のすべてを獲得したバースレーシングプロジェクト(BRP)。

BPRは2022年のシリーズチャンピオンを獲得したフォルクスワーゲングループ内ブランドCUPRAの、Leon Competicionでも参戦し、アウディ ジャパンが部品供給を担当する。

そしてアウディ ジャパンは、パーツトレーラーを全国のサーキットに配備して、レースに参戦するカスタマーチームをサポートする。2023年も専用のトレーラーにボディ、トランスミッション、エンジンなど、レース車検に適合した約3400アイテム、約1万1300点の部品を積載し、いかなるレース展開にも対応できるように体制を整えている。

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アウディ ジャパン 公式サイト

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