2015年5月12日、アウディ・ジャパンは、2015年3月のジュネーブモーターショーで発表された、全世界限定50台生産の超軽量レーシングバイクを日本で初公開した。日本では近日販売予定だという。
このスポーツレーシング・バイクはアウディの軽量技術コンセプト「ウルトラ」の思想とスポーティ性を表現するカーボンファイバーフレームを採用している。フレーム重量790g、コンポーネンツを含めたバイク総重量5.8kgと超軽量モデルだ。
フレームにはミュンヘンにあるアウディ・コンセプトデザインスタジオによるカラーコンセプトを採用。また、アウディのフラッグシップスポーツカーR8のファインナッパレザーをサドルに使用し、シリアルナンバー入り専用バッジを付けている。
カーボン部分はカーボンファイバー製の軽量バイク用コンポーネンツ製造で20年の実績を持つドイツ・カーボンスポーツ社の協力のもと、アウディのスポーツカーからインスピレーションを得たハイパフォーマンスバイクとして制作された。フレームにはFIA世界耐久選手権で活躍するレーシングカー、 R18 e-tronクワトロのモノコックにも採用されたカーボンスポーツ社製の東レT1000カーボンほか、ホイールには前後合計重量1180gを誇る同じくカーボンスポーツ社製LightweightブランドのメレステインCモデル、サドルにはsella ITALIA製R8ファインナッパレザー仕様を採用。さらに変速システムには、デジタル変速システム、シマノDura Ace Di2 9070シリーズを装着。フレームサイズは、48、51、54、56、58の5種類が設定されている。
ドイツ本国参考価格は17,500ユーロ(日本円換算で約237万円)で、日本では同等以上の価格が予想される。