もう1つの利点は、優れたトラクション性能だ。後輪が加速中に低い摩擦係数の路面に入った場合、例えば路面が凍結しているなどでグリップが不足している場合、左右の2個のモーター間で駆動トルクが正確かつ迅速に再配分される。この場合、よりトラクションの高いホイールに駆動トルクが徐々に送られ、トラクションの低いホイールには、ほとんどトルクが配分されなくなる。
Sモデルの2台は、5スポークSデザインの20インチ・ホイールを標準装備している。オプションで、最大22インチのホイールを装着することも可能だ。Sモデルの特長であるダイナミックなコーナリング性能を実現するため、20〜22インチまで用意されるホイール幅は、285mmに拡大されている。
赤い菱形のアウディスポーツ・エンブレムを備えた黒色のブレーキキャリパーは6ピストン式を備え、フロント・ディスク直径400mmという大径ディスクと組み合わされている。
さらに、スポーティなプログレッシブステアリングも標準装備される。ステアリングレシオは、ステアリングを操舵するにつれて、よりダイレクトになる特性を持っている。前後のサスペンションは、5リンク式が採用されている。剛性およびダンパー特性も、Sモデルの特性に合わせて最適化され、コーナリング中のロールをさらに減少させるため、前後アクスルのスタビライザーのサイズが拡大されている。
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