2014年11月5日、アウディ・ジャパンはプレミアムコンパクトカー「A1」シリーズのSモデル、 S1、S1スポーツバックを同日より発売すると発表した。
Sモデルの称号は、圧倒的なパワーと環境性能を両立させたエンジンと、クワトロ(フルタイム4WDシステム)を搭載し、力強い動力性能と運動性能、高い実用性を兼ね備えたスポーツを意味する。S1、S1スポーツバックは、先進的でダイナミックなデザイン、機敏な運動性能と環境性能を全長4mに満たないコンパクトなボディに凝縮したスポーツモデルだ。
なおS1の車名は1980年代の世界ラリー選手権(WRC)を席巻したS1と共通となり、ロードゴーイングカーとして現代に復活を遂げたことになる。S1、S1スポーツバックはコンパクトなA1シリーズのフラッグシップモデルであり、アウディSモデルラインアップのエントリーモデルと位置付けられる。
エンジンは2.0L・TFSIガソリン直噴ターボエンジン、トランスミッションは6速MTで、駆動方式はフルタイム4WDを採用。専用チューニングされたESCも採用している。エンジンの最高出力231ps、最大トルク370Nmを発揮する。スタートストップシステムも採用し、JC08モード燃費は14.4km/L。
サスペンションも専用チューニングされており、フロントはアッパーマウントの位置を変更。リヤは4リンク式とし、よりスポーティで正確なコーナリング特性が得られる。またアウディ・ドライブセレクトも装備し、エンジンレスポンスやダンパー減衰力を変更することもできる。
ブレーキも強化され、フロント:310mm、リヤ:272mmという大径のブレーキディスクを装備。ホイールは18インチアルミホイール、タイヤは225/35R18を標準装備する。また新開発の電動パワーステアリングも採用し、クラスを超えたドライビングダイナミクスを実現している。