2013年3月19日、アウディ・ジャパンは、2シーターミッドシップ・スポーツカー「R8」の2013年モデルを正式発表し、4月10日~発売すると発表した。なお、その概要は既報の通り。
新型R8のラインアップはクーペとスパイダーの2種類のボディ、4.2L・V型8気筒と5.2L・V型10気筒の2種類のエンジンが用意されている。いずれも従来のRトロニック・シーケンシャルギヤボックスに代わり新しい7速Sトロニック・トランスミッションが採用され、最新世代のクワトロ・システムを備えたスポーツカーとしてのハイパフォーマンスはもちろん、多様な走行シーンで常に高い安全性を確保している。
0-100km/h加速タイムは、これまでのRトロニック比で-0.3秒を記録（クーペ4.2 FSIで4.3秒、クーペ5.2 FSIで3.6秒、スパイダー 5.2 FSIで3.8秒）。高い加速性能と燃費性能を両立させている。なお新型モデルではクーペ4.2 FSIと、クーペ5.2 FSIにMT仕様が設定されている。
2013年モデルの主な特徴は次の通り。
・軽量かつ極めて剛性の高いASF ボディ：ボディ単体の重量はクーペで210kg、スパイダーで216kg。車両重量（R8/V8のMT車）は1640kg
・42kgと軽量ながら優れた遮音性、耐候性を持つR8スパイダーの電気油圧式クロストップ
・新デザインのシングルフレーム･グリルをはじめ、数々の改良を受けたエクステリア
・新デザインのフルLEDヘッドライトとリヤのダイナミックターンシグナルを全モデルに標準装備
・ドライサンプ潤滑の直噴自然吸気4.2ｌ・V8型 と5.2L・V10型 の2種類のエンジン
・最高出力は430psと525ps
・7速Sトロニックを新採用。6速MTをクーペモデルに設定
・ステアリングホイールのパドルシフトを大型化。ローンチコントロール機能付き
・リヤ重視のトルク配分機構を備える新世代のクワトロ・フルタイム4WDシステム
・アルミニウム製のダブルウィッシュボーン・サスペンション
・フロント8ピストン、リヤ4ピストンのブレーキキャリパー、軽量なウェーブデザインの
ベンチレーテッドディスクを採用。セラミックブレーキを全モデルにオプション設定
・全モデルに新デザインの19インチアルミホイールを標準装備
・アダプティブダンピングシステム「アウディ・マグネティックライド」を採用
