2026年6月22日、アストンマーティンは、イギリスのゲイドン本社で限定生産モデルのヴァンキッシュ・ザガート クーペを発表した。このモデルは、イタリアのカロツッェリア「ザガート」との長年のパートナーシップから生み出された最新のモデルだ。
ヴァンキッシュ・ザガート クーペは2016年5月にイタリアのコモ湖畔で開催されたヒストリックカーの祭典「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」で発表され、ゲイドンのアウトンマーティンの工場で99台限定で生産されることになった。
このスペシャルモデルは、50年にも及ぶアストンマーティンとザガートのコラボレーションによって誕生した5番目のモデルだ。ザガート特有のデザイン・ランゲージを巧みに融合させ、目を見張るようなスポーツ性能に加え、アストンマーティンの手になるビスポーク・ラグジュアリーの究極の形を示す。
6.0L・V12型エンジンは、最高出力が600psに引き上げられ、0-60mph(約97km/h)加速は3.5秒。パフォーマンス向上に伴って、サスペンションのセットアップも見直され、ヴァンキッシュ・ザガートならではのGTドライビング・エクスペリエンスを満喫できる。
新しいボディワークはすべてがカーボンファイバーで製作され、大きな1ピースパネルを使うことによりボディパネルの継ぎ目に現れるスプリット・ラインを大幅に削減。
インテリアはアストンマーティン流のクラフツマンシップの伝統が駆使され、ダッシュボードは、ヘリンボーン・カーボンファイバーとアルマイト処理された暗色ブロンズの組み合わせ。オプションでアニリン・レザーが設定される。また、各スイッチには豪華な素材と精緻な仕上げでクオリティを表現。シートやドアセクションには、ユニークな「Z」パターン・キルトがあしらわれ、ヘッドレストにはエンボス加工で、センターコンソールにはステッチで、それぞれ「Z」が記されている。