アストンマーティンが誇るスーパーGTの復活、新型「DBSスーパーレッジェーラ」発表

アストンマーティンジャパンは6月27日、新型「DBS Superleggera(DBS スーパーレッジェーラ)」を発表した。DBSとは、アストンマーティンが1967年に初めて使用したアイコン・モデルの名称であり、2012年の生産終了以来、6年ぶりの復活となる。そして、スーパーレッジェーラとは、イタリアのコーチビルダー、トゥーリングが先鞭を付けた革新的軽量構造へのオマージュだ。アストンマーティンが誇る伝統の2つの名前が復活することになった。
※参考:アストンマーティンの究極のフラッグシップ・モデルDBSに伝説的な名称が復活

アストンマーチン DBSスーパーレッジェーラ 走行風景

新型DBSスーパーレッジェーラは、アストンマーティンが誇るスーパーGTであり、名うてのライバルに真っ向から勝負を挑むモデルとなる。カーボンファイバーのボディパネルを纏う最新モデルは、力強く個性的なスタイリングと、圧倒的なパワーと強大なトルクを発揮するアストンマーティン製5.2リッターV12ツインターボユニットによって、息を呑むようなレスポンスと驚異的なパフォーマンスを約束している。

アストンマーチン DBSスーパーレッジェーラ フロントスタイル

DBSスーパーレッジェーラは、アストンマーティンの新しいフラッグシップであり、ヴァンキッシュSの後継モデルとなる。大成功を収めたヴァンキッシュSに代わるモデルを開発することは容易なことではないものの、生まれながらにしてその役割を担っているDBSスーパーレッジェーラの最高出力と最大トルクは、それぞれ725PS/6500rpmと900Nm/1800〜5000rpmに達し、最高速度は211mph(約340km/h)。0〜100km/h加速は3.4秒、0-160km/h加速は6.4秒。クラス最高レベルの中間加速が提供される。4速固定の80〜160km/h加速に要する時間は、わずか4.2秒に過ぎない。
V12エンジンに施されたチューニングと、アクティブバルブや4本出しのテールパイプによる新しいエキゾーストシステムにより、印象的でパワフルなサウンドを奏で、走行中はアグレッシブさが強調される一方で、現代的なスーパーGTらしく、高い洗練性も兼ね備えている。

アストンマーチン DBSスーパーレッジェーラ 5.2L V12ツインターボエンジン

リアにマウントされたZF製8速オートマチック・トランスミッションを介して、V12エンジンの強大なパワーとトルクをリアホイールに伝達する。機械式リミテッドスリップ・ディファレンシャルとトルク・ベクタリングを採用、緻密で予測しやすく、限界を追求できるハンドリング特性を実現し、ファイナルドライブをローギヤード化して、爆発的な中間加速を実現している。

アストンマーチン DBSスーパーレッジェーラ リヤスタイル

DBSスーパーレッジェーラは、DB11とともにデビューした革新的な空力コンセプトであるカーリキューやエアロブレードをさらに進化させるとともに、F1にインスピレーションを受けたダブルディフューザーを取り入れた結果、最高速度で走行している時のダウンフォースは、量産アストンマーティン史上最高となる180kgに達している。しかもこの数値は、空気抵抗の増加を伴わずに達成したものだ。

アストンマーチン DBSスーパーレッジェーラ フロントホイール ブレーキシステム

DBSスーパーレッジェーラは、標準装備も充実しており、キーレスエントリー、タイヤ空気圧モニタリング・システム、パーキング・ディスタンス・ディスプレイ付き360°カメラ、パーキング・アシストなどが含まれる。オーディオ・システムには、DAB、Bluetoothオーディオ、電話ストリーミング、iPod/iPhone接続機能、USB再生機能を提供。インテグレーテッド・サテライト・ナビゲーション・システムやWi-Fi機能も標準装備。車載のインフォテインメント・システムは、セントラル・ダイヤルを操作してLCDディスプレイで制御することができる。

アストンマーチン DBSスーパーレッジェーラ コックピット

DBSスーパーレッジェーラの希望小売価格は、22万5000ポンド(英国)、27万4995ユーロ(ドイツ)、30万4995ドル(米国)。納車は、2018年第3四半期から開始される予定だ。

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