アストンマーティンホールディングスは、1月9日、2017年に5117台のスポーツカーを販売したことを発表した。昨年度は、B11に加え、ヴァンキッシュザガート、ヴァンテージGT8を含む特別限定モデルが完売し、年間を通して好調な需要が継続。販売台数は前年比58%増加して、卸売台数(前年比38%増)を上回った。これを受けてグループは、以前に発表した年間業績予測を見直し、EBITDAを最低でも1億8000万ポンドに、売上高を8億4000万ポンド以上に、それぞれ上方修正した。
2017年にアストンマーティンは、北米、英国、中国における需要の増加により、過去9年間で最高の年間販売台数を達成。この販売実績は、DB11、ヴァンキッシュSに加え、前年比2倍以上の250台に増加した特別限定モデルの好調な販売が続いたことによるもの。
アストンマーティンは、セカンドセンチュリープランの一環として、英国における生産拠点を拡大している。同社は、2007年以来初めて、ニューポート・パグネル工場で、特別限定モデル、DB4GT Continuationの生産を再開した。さらに、ウェールズ州セント・アサンでは、新型DBX SUVの生産拠点となる新工場の建設が、2019年の完成を目指して進められている。アストンマーティンは、2018年3月に、2017年の業績を発表する予定。