【アルファロメオ】新型ジュリエッタ 34年振りに復活 特別限定車も発売

1977年に2代目ジュリエッタが登場して以来の3代目ジュリエッタが復活した。147の後継モデルだが、エンジンはもちろん、プラットフォームも新規設計された全くの新車として2012年1月5日発表された。

30数年ぶりに復活した3代目ジュリエッタ

ジュリエッタの歴史を紐解くのは別の機会に譲るとして、新型ジュリエッタはどんな特徴があるのか、早速お伝えしよう。

ボディは5ドアハッチバックのCセグメントに属するサイズだ。ライバルはCセグメントのベンチマークVWゴルフがある。他にBMW1シリーズ、アウディA3といった御三家がライバルになる。その激戦区に殴りこむ3代目新型アルファロメオ・ジュリエッタの特徴だが、まず、全く新しいプラットフォームが新設計され「コンパクト」プラットフォームと名づけられている。材料には高張力鋼鈑、超高張力鋼鈑を多用し、実に84%を占めている。そのため、軽量で高剛性のプラットフォームが完成しているのだ。
また、フレキシブルな特性をもつこのコンパクトプラットフォームはホイールベースの異なるモデルでも使用できる特徴を持っており、アルファロメオの新世代プラットフォームとして誕生し、今後はこのプラットフォームを使ったモデルが登場することが予測できる。また、クラストップレベルの安全性と快適性を備え、ボディには新素材のゼノイ樹脂製(XNOY:ポリマーアロイ系の熱可塑性樹脂)の衝撃吸収バッファー、リヤクロスメンバーの採用やアルミ製サードロードパスなどの先進材料や最適構造により、ユーロNCAPで最高の5スターを獲得している。

発表会はグランドハイアット東京でおこなわれ、社長のポンタス ヘグストロム氏からプレゼンテーションされた

もちろん、イタリアを代表するブランドに相応しいスポーティでエレガントなイタリアンスタイルであり、上質な素材を用いた快適な車内空間をもったモデルになっている。

搭載されるパワーユニットはエキサイティングな走りと環境性能を両立する1.4L+ターボのマルチエア・エンジン、伝説の「1750」の名を冠した1750直噴ターボの2つのエンジンがあり、組み合わされるトランスミッションはツインクラッチの6速乾式TCTと6速マニュアルとなっている。

ラインアップされるモデルはエントリーモデルのスプリント、上級のコンペティツイオーネ、最上級のクアドリフォリオヴェルデの3グレードとなる。

●スプリント1.4Lマルチエア+ターボ 125kw(170ps)/5500rpm、250Nm/2500rpm 価格318万円
●コンペティツィオーネ1.4Lマルチエア+ターボ 125kw(170ps)/5500rpm、250Nm/2500rpm 価格358万円
●クアドリフォリオヴェルデ1750直噴ターボ 173kw(235ps)/5500rpm、340Nm/1900rpm 価格388万円

●全長4350mm×全幅1800mm×全高1460mm ホイールベース2635mm
●発売開始 2012年2月4日 全国のアルファロメオ正規ディーラーにて

発表会場には初代ジュリエッタも展示されていた(個人所有)

特別記念限定車の発売

次に新型ジュリエッタ導入記念限定車についてだが、2台の限定車を用意している。この2台ともAlfistiの名がつけられ、「ジュリエッタ コンペティツィオーネ アルフィスティ」と「ジュリエッタ クアドリフォリヴェルデ アルフィスティ」となる。

コンペティツィオーネ アルフィスティは限定75台で348万円。コンペティツィオーネには設定されていない6速マニュアルミッションを搭載したモデルだ。エンジンは同じく1.4Lマルチエアエンジンにターボが付いたモデルで、外装色はアルファレッドである。

もう一台のクアドリフォリオヴェルデ アルフィスティは398万円。国内導入されない左ハンドル仕様で、専用のアロイホイールを装着している。また、ボディ色はコンペティションレッドで8Cに使われた3層メタリック塗装色。8C以外に使用されるのはこの限定車が初となる特別色だ。

発売は2012年2月4日 全国のアルファロメオ正規ディーラーを通じて販売される。

COTY
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