2015年1月9日、東京オートサロンで工業デザイナーの奥山清行氏が主宰するKEN OKUYAMA DESIGNとFCAジャパンは、2社による初のコラボレーションモデル、ジュリエッタ・ケン オクヤマ スペチアーレを発表した。また、最新エンジンを搭載したジュリエッタ・クアドロフォリオ ヴェルデをラインアップに追加した。
■ジュリエッタ・ケン オクヤマ スペチアーレ
この異色モデルはアルファロメオのジュリエッタ Sportiva(スポルティーヴァ)をベースとしたアルファロメオ・ジュリエッタ・ケン オクヤマ スペチアーレ ロッソとビンカの2モデル。2015年1月31日発売される。
今回のコラボレーションモデルの最大の特徴は、KEN OKUYAMA DESIGNが独自で開発・販売している「Kode7 Clubman(コードセブン クラブマン)」、「Kode9(コードナイン)」の要素を取り入た特別装備を多々盛り込んでいることだ。
Kode7 Clubmanは 2008年のジュネーブショーで発表したオープンボディタイプのハンドメイドスポーツカー。kode9は2013年の東京モーターショーでワールドプレミアを飾ったクーペで、レースカーとスポーツカーの中間に位置するスパルタンなライトウエイトスポーツカーだ。
ロッソは、Kode7 Clubmanをモチーフに採用。アルファレッドのボディにホワイトの波状ストライプが施され、シンプルながら彫りの深いジュリエッタのプロポーションをより一層美しくしている。
ビアンカは、Kode9をモチーフに採用。アルファ ロメオ独特のエレガントなアイスホワイトのボディに施されたストライプがジュリエッタのスポーティさを強調している。またいずれも、KEN OKUYAMA DESIGNオリジナルのホイール、オリジナル・ステアリングホイール、カーボンミラーカバー、職人の手仕上げによるステンレス鏡面仕上げのKEN OKUYAMA DESIGNエンブレムを装着している。
■ジュリエッタ・クアドロフォリオ ヴェルデ
ジュリエッタのラインアップに、新型クアドリフォリオ ヴェルデを追加するとともに、50台限定のローンチ・エディションを設定し、2015年1月17から発売する。
新型クアドロフォリオ ヴェルデの最大の特徴は、アルミ製のシリンダーブロックを採用し、22kgの軽量化と1750ccながら最高出力240psを実現した、アルファロメオ 4Cと同じ直噴ターボエンジンを搭載していることだ。また、ジュリエッタ ・クアドロフォリオ ヴェルデとして初めてデュアルクラッチの「Alfa TCT」トランスミッションを搭載している。
その他の特徴は次の通り。
・サウンドジェネレーターを搭載し、よりスポーティなエンジンサウンドを演出
・画面表示アラーム式のフロント&リヤパーキングセンサーを、アルファロメオ車として初搭載
・専用の5リングデザイン/18インチアロイホイールを標準設定
・ダークグレー仕上げのフロントグリル、フォグランプベゼル、ドアハンドルを設定
・オーディオコントローラー付スポーツレザーステアリングを採用
・専用レザー/アルカンターラシート(ホワイト/グリーンステッチ付)を標準設定
・Alfa Romeoメモリーナビゲーションシステムを標準搭載
なお今回のデビューにあたり、全世界で500台のみ販売される限定仕様の「ローンチ・エディション」が日本に50台導入される。
・専用ボディカラーのマットマグネシウムグレーを設定(ジュリエッタ初の艶消し色)
・ダークグレー仕上げの専用18インチアロイホイールを設定
・ドアミラーとリヤルーフスポイラーにカーボン部品を採用
・エアロパッケージ(フロント/リヤスポイラー、サイドスカート)を標準搭載
・シリアルナンバープレートを装備