グループPSAジャパンは2020年7月29日、DSオートモビル最新のコンパクト ラグジュアリーSUV電気自動車、「DS3クロスバックE-TENSE」の日本仕様を発表するとともに発売を開始しました。
モデル概要
フレンチ ラグジュアリーカーの復興を担うDSオートモビルは2つのブランド価値である、ヘリテージとアヴァンギャルドを備えていますが、電動化を進めるPSAグループの先頭を切るアヴァンギャルドなモデルとして、DS3クロスバック E-TENSEがいち早く市場投入されることになりました。
DS3クロスバックE-TENSEは、コンパクトカー用のプラットフォーム「CMP」をベースにした「e-CMP」を採用し、居住空間やラゲッジスペースを犠牲にすることなく、バッテリーと電気モーターを最適に配置し、都会的なコンパクトかつ優れたパッケージを実現しています。
もちろんDSならではのしなやかな乗り心地、電気自動車ならではの静粛性能、そしてフレンチ ラグジュアリーを体現する圧巻のデザインと質感もアピールポイントになっています。
ボディサイズは全長4120mm、全幅1790mm、全高1550mm、ホイールベース2560mmで立体駐車場に入るコンパクトサイズになっています。車輌重量は1580kg(グランシック)と軽量にまとめられています。
DS3クロスバックE-TENSEは50kWh容量のリチウムイオン バッテリーを搭載し、モーター出力は136ps/260Nm。航続距離はヨーロッパWLTPモードで320km、JC08モードで398kmを達成します。
充電は、3kW/200Vの普通充電で100%まで18時間、6kW/200Vのウォールボックス充電で100%まで約9時間、CHAdeMO急速充電では50kW出力器で80%まで約50分です。
ドライブモードは、ECO、ノーマル、そしてパワーとトルクを最大化するスポーツの3つのモードが設定されています。また回生ブレーキは、DモードとBモードに設定されています。Dモードはエンジン車と同等のエンジンブレーキ効果が得られ、Bモードでは大減速度が約1.3m/秒となり、ワンペダル ドライブのフィーリングが実現します。
装備はインフォテイメントや車両設定を表示する7インチ タッチディスプレイ、DSマトリックスLEDビジョン ヘッドライト、自動起動式埋め込みドアハンドルを備え、さらにグランシックではヘッドアップディスプレイ、オフホワイトのハーフナッパレザーシート、オフホワイトのテップレザー張りダッシュパネルが備わり、ラグジュアリーさが実感できます。
運転支援システムは、自転車の検知や片側の白線だけでも認識可能になり、任意のレーン位置をキープしアクティブクルーズと統合制御するレベル2相当のDSドライブアシスト、ヘッドアップディスプレイ、アクティブセーフティブレーキなどを装備しています。
ボディカラーは、新色のクリスタルパールがイメージカラーとなっています。繊細なメタリックホワイトを基調に、ハイライト部分には、ほのかにシャンパンゴールドが覗くエレガントなE-TENSE専用色です。その他にブルーミレニアム、オルアンペリアル、ウイスパーを標準設定。ルーフカラーは、クリスタルパールではノアールペルラネラ、ダイヤモンドレッドと組み合わせが選択可能です。
グレード展開は、ソーシック、グランシックの2グレードで、インテリアはソーシックがブロンズダッシュボードにブロンズファブリックシートのBASTILLE(バスチーユ)、グランシックはダイヤモンドステッチ パールグレーレザーダッシュボード&ステアリングホイール、パールグレーナッパレザー&ホワイトファブリックシートのRIVOLI(リヴォリ)が組み合わされます。
価格は、ソーシックは500万円を切り、上級グレードのグランシックが534万円と、電気自動車として十分な価格競争力を備えていることも注目されます。