VOL.94 吉田由美のピンポイント&チャームポイント
シトロエンは「C4カクタス」から大きく様変わり。
特にツートーンのボディカラーもさることながら、視覚的にはレゴなどといった感じのおもちゃ感覚と安全性能を併せ持つボディサイドのエアポンプが印象的。
それなのにそれなのに、なぜ「C4カクタス」が日本に正規導入されていないかが不思議。
そのデザインをコンパクトハッチバックスタイルに取り入れ、よりポピュラー化されているのが新型「C3」。というわけでこのクルマが売れないわけがない!
すでに発売されている欧州では、発売して1年をたたずしてすでに20万台を販売するベストセラーカーとなっています。
ボディスタイルには可愛さの象徴、サイドのエアパンプ。デザイン性はもちろん、クルマを守るという役目もするのでまさに一石二鳥。ボディカラーのツートーンも黒いAピラーのおかげでまるで屋根が浮いているかのよう。
インテリアにもシート生地はこの冬大注目のアイテム、グレンチェック柄が採用されていて、そこにレザーのアクセントでとにかくお洒落過ぎ。
しかも搭載されている1.2リッター3気筒ターボエンジンは3年連続でヨーロッパのエンジンカーオブザイヤーを受賞したという元気印。
残念なのはACC(アダプティブコントロール)ではなく、クルーズコントロールなこと。しかも感覚的に設定できないので、これは要改良ですね。と言っても、C3に限ったことではなく、ほかのシトロエン&プジョー車にも言えることですが。
そんな新型「C3」で私が一番注目したのはフロントガラスの上部分、ルームミラーの裏に設定されたオンボードカメラ「シトロエン・コネクティッドカム」
これはドライブレコーダーの役目を果たしつつ、そのカメラを使って前方の写真やムービーが撮影でき、あらかじめスマホに専用アプリをダウンロードして設定しておけば、メールやSNSなどですぐに共有できるという優れもの。これがあればシャッターチャンスを逃しません!しかも同乗している人も、それ以外の人にもその感動や思い出がすぐ伝えられること。
ただ残念なのは広角なので目で見るような迫力が写真で伝えられないのです・・・。がしかし、見ればその時の様子が思い出せるし、今はちょうどあおり運転や事故防止などで、ドライブレコーダーが注目されているので、まさにタイムリーなアイテム。
それにしても安全にも、楽しみにも使えるようにするシトロエンのアイデアが素晴らしい。ついでにカメラを2段式にして、1つは常時ドライブレコーダー、もうひとつは角度が変えられて横の景色が共有できるようになればさらに嬉しいですね。PSAさんよろしくお願いします☆