VOL.93 吉田由美のピンポイント&チャームポイント
レンジローバーファミリーの最新モデル「ヴェラール」。
レンジローバーの中ではコンパクトサイズ担当「イヴォーク」と「レンジローバー・スポーツ」の間のモデル、とのことですが、さすがレンジローバーファミリー。堂々とした迫力のあるサイズ感&エクステリアデザインです。
全長はレンジローバー・スポーツよりも少し短い4803mm×全幅1930mm×全高1665mm。とはいえ、気のせいか、運転してみると個人的には実際のサイズより大きな印象を受けました。
そしてデザインもスクエアと傾斜の絶妙なバランスの、ややクーペスタイルで、まさに期待を裏切らないイヴォークとスポーツのザ・ド真ん中。
今回試乗した「ヴェラール R-ダイナミック」にはバンパーとボンネット、サイドにカッパーのアクセントが施され、スタンダードのヴェラールに迫力とインパクトを加え、さらに高級感もアップしてます。
ドアノブは、普段は格納されているので、サイドから見るとつるっとしていますが、解錠されると横に現れる「デプロイアブルドア」を採用。走り出すとまた自動的に格納されます。
中でも私が目を奪われたのはインフォテイメント。10インチの大きめタッチスクリーンが2つ。縦にデザイン違い、用途違いで装備されています。
とはいえ、試乗している数日間ではあまり使いこなせたわけではありませんが、クリアで美しい画面とそこに秘められているであろうポテンシャルは、ヴェラールを知れば知るほど好きになりそうな要素のひとつ。
そして、「シンプル」「透明感」「美しい画質」は、見た人にインテリジェンスなクルマという印象を与えるようです。